うつ公表の山口一郎が不調告白「なかなか手強そうな底辺の尾根だ」 ツアー完走へ決意

山口一郎

ロックバンド「サカナクション」の山口一郎が16日、自身のインスタグラムを更新。現在の体調について報告した。

山口はさまざまな番組や取材を通して自身がうつ病であることを公表しており、近年は療養を続けていた。今年1月にはついにステージに復帰し、先月から全国アリーナツアーを行っている。

しかし「最近、また朝から日中にかけて調子が上がらない」と切り出すと「軽い揺り戻しだと思っていたが、どうやらこれは、なかなか手強そうな底辺の尾根だ」と本格的な不調の気配があることを明かした。

また「この状態だとスケジュールを埋める勇気が出ないので、外出もなかなか出来ない。ツアー中なので、身体を動かす事が必要なタイミングだが、慎重に体と心の車輪を漕がないと崖下に滑り落ちてしまうことは承知している」とツアー中にもかかわらず外出もままならない状況が続いているという。

それでも「この尾根を踏破し、ツアーを全うする事が新しい自分を形成するうえの責務であるし、こういう状況下で、ステージの上で最高のパフォーマンスをするという準備も2年間でしてきたつもりだ」と気合を入れ直し「とにかく焦らず、自分のペースを守り、その尾根の頂きでシャッターを切れるように尽力するだけだ」とツアー完走への思いをつづった。

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