日経平均は約1ヵ月ぶりの水準…534.53円高の「38,920.26円」で取引を終了。米金利低下→米株高が追い風に【5月16日の国内株式市場概況】

2024年5月16日(木)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。

5月16日の日経平均株価は、前日比534.53円高の38,920.26円で取引を終了しました。前日の米国では、注目されていた4月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが鈍化し、米金利が低下したことから、米株市場ではNYダウが史上最高値を更新。こうした米株市場の流れを受けて、国内でもグロース(成長)株を中心に買い優先の展開となりました。朝方の買い一巡後は伸び悩んだものの、日経平均株価は大引けにかけて再び上昇。約1ヵ月ぶりの水準となっています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが96銘柄、値下がりが126銘柄、変わらずが3銘柄。値がさ株が指数を押し上げました。

日経平均株価の寄与度上位は、東京エレクトロン〈8035〉、リクルートホールディングス〈6098〉、ファーストリテイリング〈9983〉、アドバンテスト〈6857〉、ソフトバンクグループ〈9984〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、トヨタ自動車〈7203〉、スズキ〈7269〉、本田技研工業〈7267〉、日産化学〈4021〉、日清製粉グループ本社〈2002〉となりました。

また、東証プライム市場の売買高は22億1,700万株、売買代金は5兆0,657.95億円となり、前日と比べて増加。

業種別では、サービス業、証券業、その他製品、その他金融業、電気機器などが上昇した一方、パルプ・紙、石油・石炭製品、鉄鋼、輸送用機器械、銀行業などが下落しました。

東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がスターティアホールディングス〈3393〉で+387円(+24.29%)の1,980円、2位がOrchestra Holdings〈6533〉で+150円(+15.02%)の1,149円、3位が三菱化工機〈6331〉で+535円(+14.68%)の4,180円となりました。

一方、値下がり下位は、1位が西本Wismettacホールディングス〈9260〉で-1,000円(-17.45%)の4,730円、2位がネットプロテクションズホールディングス〈7383〉で-35円(-16.91)の172円、3位がイー・ギャランティ〈8771〉で-262円(-15.08%)の1,475円で取引を終えました。

なお、年初来高値を更新したのは47銘柄、年初来安値を更新したのは142銘柄でした。

© 株式会社幻冬舎ゴールドオンライン