【高校受験2024】鹿児島県公立高、学力検査の5教科平均240点

受検者の得点分布

鹿児島県教育委員会は2024年5月14日、2024年度(令和6年度)鹿児島県公立高等学校入学者選抜における学力検査の結果を公表した。学力検査の平均点は前年度比7.1点減の240.0点で、国語以外の4教科で前年度を下回った。

2024年度鹿児島県公立高等学校入学者選抜は、3月5日と6日に国語・社会・数学・理科・英語の5教科の学力検査を実施した。5教科平均点は、前年度比7.1点減の240.0。教科別では、国語54.9点(前年度比3.8点増)、社会49.4点(同2.1点減)、数学43.8点(同3.2点減)、理科48.8点(同1.3点減)、英語43.2点(同4.2点減)と、国語以外の4教科で前年度を下回った。

目安点(18点)未満の割合は、国語1.3%(115人)、社会3.7%(328人)、数学5.6%(504人)、理科5.5%(490人)、英語8.0%(714人)。5教科総点が目安点未満だったのは2.4%(211人)で、前年度と同率だった。一方、目安点未満の教科を1教科以上もつ割合は13.0%(1,164人)で、前年度より1.3%増加した。

出身中学校所在地区別の目安点未満の割合は、大島4.8%(前年度3.6%)、大隅3.0%(同3.1%)、北薩2.9%(同2.5%)、南薩2.6%(同2.3%)、姶良・伊佐2.0%(同3.1%)、鹿児島1.9%(同1.7%)、熊毛0.9%(同2.9%)の順に高かった。

2024年度は推薦選抜を含む、第1次入学者選抜が募集人員1万1,776人対し、9,678人が受検、9,023人が合格した。受検倍率は前年度比0.03ポイント増の0.82倍だった。

学力検査の概要をまとめた冊子では、このほか、「今年の特徴的な問題」を取り上げ、各教科の「問題のねらい」や「指導上のポイント」を紹介。各教科の大問・小問別正答率や問題・解答例も掲載している。

川端珠紀

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