２０２５年の大阪・関西万博を前に、奈良の文化遺産の魅力を発信する「関西・歴史文化首都フォーラム」が奈良市内で開かれました。
このフォーラムは、多くの文化遺産がある関西が歴史文化の中心地であることをアピールし、２０２５年に開催される大阪・関西万博の機運を高めるものです。関西２府４県で順に開かれていて、基調セッションでは、有形文化財から生まれた無形文化財の重要性について意見が交わされました。
その中で奈良文化財研究所の本中眞所長は、「伝統芸能などの無形文化財は、人の営みや自然と密接に関わりながら現在に伝えられてきました」などと説明しました。
また、奈良の歴史的建造物と伝統建築の技がテーマのセッションも行われました。当時の技法を駆使しながら新しいものに挑戦する奈良は、生きた建築博物館だなどの意見が出され、参加者は古都の魅力を再認識していました。
