青森・むつ市の「中間貯蔵施設」について青森県民説明会実施へ 宮下知事「操業開始の総合判断は7月以降」

青森県むつ市に建設されている使用済み核燃料の中間貯蔵施設についてです。宮下知事は、RFS=リサイクル燃料貯蔵が主体となる県民説明会を、7月上旬から県内6市で行う方針を明らかにしました。

RFSは、使用済み核燃料中間貯蔵施設について、7月から9月の間の事業開始を目指しています。

宮下知事は、県とRFSとの安全協定の締結に関して、5月中をめどに青森県議会議員への説明会を行うことや、6月中に全市町村長への意見聴取を、そして7月上旬から、むつ市、青森市、弘前市、八戸市、五所川原市、十和田市の6市で、RFSのほか国や県が出席する県民説明会を開く方針を明らかにしました。

そのうえで、知事として操業開始についての総合判断である安全協定締結の最終判断を行うとしています。

【宮下知事】
「(総合判断は)順序良くいったとしても7月以降になるんだろうと」
「事業者の希望する時期に、私たちが拘束されるわけではありませんので、様々な意見がこれから出てくると思いますので、そうしたことを踏まえて、しっかり私としても熟考していきたいと考えています」

県民説明会の日程については、1カ月程前までに周知したいとしています。

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