【記録達成への道②】ダルビッシュが日本人史上3人目の日米通算200勝にあと1勝

パドレスのダルビッシュ有が同地区のライバル、ドジャースを相手に7回無失点の好投を見せ、今季3勝目にして日米通算199勝目を挙げた。日本人投手としては3人目となる通算200勝に王手をかけており、次回登板予定のブレーブス戦で快挙達成となるか注目だ。

5月12日(日本時間13日)、パドレスのダルビッシュ有がドジャースを相手に7回101球、2安打無失点7奪三振で3勝目を挙げた。これでMLB通算106勝目となり、NPB時代の93勝と合わせて日米通算199勝、節目の200勝に王手をかけている。

これまでに日米通算で200勝を達成しているのは、野茂英雄と黒田博樹だけ。野茂はNPBで78勝、MLBではデビルレイズ(現レイズ)時代の2005年6月16日に日米通算200勝を達成。黒田はNPBで103勝、MLBで79勝を挙げ、広島東洋カープに復帰後の2016年7月23日の阪神戦で節目の数字に到達した。

ダルビッシュは2012年1月にレンジャーズへ移籍し、初登板となった4月10日のマリナーズ戦では5回2/3で5失点を喫するも、打線の援護があり、デビュー戦で初勝利を挙げた。

その後はドジャース、カブス、そして現在のパドレスで活躍し、2023年6月10日のロッキーズ戦でMLB通算100勝を達成した。

日米通算200勝の王手から、野茂は4試合後、黒田は3試合後の達成となったが、ダルビッシュは次回登板が予定されている5月19日のブレーブス戦で達成することができるか注目だ。

また、ダルビッシュがここまで積み上げてきた199勝はすべて先発での勝利だが、野茂と黒田はリリーフでの勝利も含まれており、先発のみでの200勝達成なら史上初となる。

ダルビッシュに次ぐ現役選手の日米通算勝利数は、タイガースの前田健太が163勝、ブルージェイズの菊池雄星が107勝と、200勝にはまだまだ時間がかかりそうだ。ベテランと呼ばれる年齢になっても、なお進化を続けるダルビッシュにとっては、200勝もきっと通過点に過ぎないのだろう。しかし、それでもダルビッシュの快挙はしっかりと目に焼きつけたいところだ。

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