マスク氏が中国の高速鉄道を再び称賛「訪れたことのない人には分からないだろう」―中国メディア

中国メディアの快科技は15日、米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が中国の高速鉄道を再び称賛したとする記事を掲載した。写真は中国の高速鉄道。

中国メディアの快科技は15日、米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が中国の高速鉄道を再び称賛したとする記事を掲載した。

記事によると、バイデン米政権は14日、EVや半導体など中国からの輸入品に対する関税を大幅に引き上げると発表した。マスク氏はX(旧ツイッター)で、それを皮肉る投稿に対し、「中国は素晴らしい。訪れたことのない人には分からないだろう。そことここの高速鉄道を比べてみて」とコメントした。

記事は「マスク氏が中国の高速鉄道を称賛したのは今回が初めてではない」とし、「2022年に微博(ウェイボー)への投稿で称賛し、昨年も中国の高速鉄道の乗車体験は飛行機よりも優れているとした一方で、米国の高速鉄道のふがいなさに怒りを表明した」と伝えた。

そして「米国政府は長年、カリフォルニア州の2大都市であるサンフランシスコとロサンゼルスを結ぶ高速鉄道プロジェクトを計画してきた。これは米国における『初の高速鉄道システム』のフェーズ1で、予算は1000億ドルを超え、2008年に初期資金が承認され、15年に着工した。これまでのところ、プロジェクト全体の建設はまだ初期段階にあり、後続の資金はフェーズ1の環境計画に使用される予定で、この494マイル(約795キロ)の区間はまだ完成しておらず、そのうちのフレズノ川高架橋は15年夏に着工し、18年の完成までに3年を要した」とし、「湿地のないことが明らかなこの区間に巨資を投じて高架橋を建設する必要性の有無について、多くの民衆から疑問の声が上がった。マスク氏も関連投稿を転送してやりきれない気持ちを表明した」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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