クリでケーキ、ようかん 水戸・日立の菓子店最優秀 スイーツコンテスト 茨城

グランプリに決まった新たな和洋菓子の2商品=水戸市笠原町

茨城県和洋菓子の優れた新商品を選ぶ「いばらきスイーツコンテスト」で、洋菓子部門にパティスリーシュールミガワ(同県水戸市)のケーキ、和菓子部門に日立和洋菓子いちかわ(同県日立市)の水ようかんが、それぞれグランプリに選ばれた。今回のコンテストはクリがテーマで、24~26日に県庁2階で行われる「いばらきスイートフェア」に先立ち、15日に水戸市内で実施された。グランプリの両商品はフェア会場でお披露目、販売される。

コロナ禍の影響で4年ぶりに開催された今回は、生産量日本一を誇る茨城県産「クリ」をテーマに、県内の和洋菓子店が開発した洋菓子11点、和菓子5点を出品。食味やデザイン、独創性などを競った。

グランプリに選ばれたのは、シュールミガワの「マロニエ」と、いちかわの「栗羹(くりかん)」。マロニエは笠間産クリのムースでオレンジやチョコレートのムースを包み、甘みと酸味の広がるケーキに仕上げた。栗羹は同クリの水ようかんやくず黒糖などを重ねたカップスイーツとして開発した。

フェアには県内の和洋菓子店や福祉施設など49店・施設がブースを出店し販売。主催する実行委員会の根本高行委員長は「クリは和洋問わず広く活用されている。茨城県の魅力として広くアピールしたい」と来場を呼びかけた。

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