夕焼け空に輝く「光の柱」出現...自然の神秘、サンピラー現象

浪江町権現堂で北西の空を撮影=15日午後6時53分ごろ

 15日夕、浪江町北西の空に真っすぐ縦に伸びて見える太陽が現れた。福島地方気象台によると、自然現象「サンピラー(太陽柱)」とみられる。

 サンピラーは上空に寒気が入り込み、晴れていて風が弱く、一定の湿度がある早朝や夕方の時間帯に現れるという。この日の浪江町周辺は全ての条件がそろい、太陽の光が氷の結晶に反射して柱状に映った。

 空には「ひつじ雲」と呼ばれる高積雲が広がり、夕焼けを美しく見せる偶然も重なった。辺りは幻想的な雰囲気に包まれ、住民や仕事終わりの会社員らを和ませていた。

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