佐藤輝明が4月度DIDアワード受賞 今季初サヨナラ勝利呼ぶ安打…掛布氏とファンが評価

阪神・佐藤輝明【写真:矢口亨】

ABCテレビ公式YouTube「虎バンチャンネル」で発表

阪神ファンから人気のABCテレビ公式YouTube「虎バンチャンネル」は16日、「DID 大同工業 presents 阪神タイガース DIDアワード」の4月度受賞プレーを発表した。球団OBの掛布雅之氏とファンが選んだベストプレーは「佐藤輝明内野手が演出した今季初サヨナラ勝利」となった。

受賞プレーの舞台となったのは、4月18日に甲子園球場で行われた巨人戦だ。0-0で迎えた延長10回。中野拓夢内野手、森下翔太外野手の連打で二、三塁とし、4番・大山悠輔内野手は申告敬遠で無死満塁の絶好機。ここで打席に立った佐藤輝は2ストライクと追い込まれた5球目、巨人の守護神・大勢が投じた157キロのストレートを右前に弾き返し、今季初となるサヨナラ勝ちをもぎ取った。

この一打について、掛布氏は「佐藤はストレートの1本待ちを完璧に捉えた」と評価していたが、その後、佐藤輝は打撃の状態が上向かず、守備のミスも手伝って5月15日に1軍登録抹消。現在は鳴尾浜球場で調整に励むが、連覇に向けて大切な戦力であることに変わりはない。掛布氏は受賞プレーを発表する動画内で「このチャンスに強い佐藤輝明であり続けてください。期待しております」とエールを送った。

DIDアワードとは、その月のホームゲームから最もファンを沸かせたプレーに贈られる賞。DIDブランドアンバサダーを務める球団OBの掛布雅之氏が選んだノミネートプレーの中から、ファンが番組公式X(旧ツイッター)や応募フォームから投票し、受賞プレーが決まる。

佐藤輝が演出した今季初サヨナラ勝利は253票を得た。4月度は他にも、才木浩人投手の今季初完封勝利(196票)、前川右京外野手の2安打4打点(60票)がノミネートされていた。(Full-Count編集部)

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