久保建英 決勝アシストでクラブ初5季連続の欧州大会出場に貢献「まさに天才的だった」

勝利に貢献した久保(ロイター)

スペイン1部で日本代表MF久保建英(22)の所属するレアル・ソシエダードは16日(日本時間17日)に本拠地でバレンシアに1―0で勝利し、来季の欧州リーグ(EL)出場圏内となる6位に浮上した。久保は3試合ぶりにスタメン復帰し、決勝ゴールをアシスト。マン・オブ・ザ・マッチに選出された。

開始3分に左サイドからのファーサイドに流れたクロスに滑り込み、左アウトサイドでゴール前に折り返すと、FWアンドレ・シルバが頭で押し込み先制。今季4アシスト目(7ゴール)で得点に絡むのは2月のマジョルカ戦でゴールを決めて以来、約3か月ぶりとなった。チームはこの1点を守り切り、EL出場圏内の6位に浮上。また2試合を残し、来季の欧州カンファレンスリーグ(ECL)圏内となる7位以内が確定し、クラブ史上初5季連続の欧州大会出場を確定させた。

スペインメディア「デスマルケ」は選手採点で久保を「6」とし「不可能と思われるボールに到達し、シウバにつなげた。彼は物事を実証したいと考えているが、時には個人主義の罪を犯していることが注目された。レアルの攻撃の軸だった」と指摘。同国紙「ムンド・デポルティボ」は「シルバへのパスはまさに天才的だった。アクロバティックなポジションでボールがラインを割るのを防ぎ、アウトサイドで狙った」と高評価した。

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