「手作りぬかどこキット」 食育やSDGs、自由研究にも コーセーフーズ

漬物の素や米こうじ製品を販売するコーセーフーズは5月1日、同社初の試みとして食育やSDGs教育にぴったりな「手作りぬかどこキット」(1千50g、税抜2千円)を発売した。

容器もぬか漬けに必要な素材の準備も必要がなく、「入れる!」「混ぜる!」だけで子どもでも簡単にぬかどこが作れるというもの。分かりやすいイラスト付きガイドブックも同梱。親子でコミュニケーションをとりながら食育、発酵食品、SDGsについて楽しく学ぶことができる。夏休みの自由研究などにもおすすめ。

新商品「手作りぬかどこキット」は、ぬかどこを作るための容器(チャック付プラ包材)やベースのぬかどこ、メンテナンス用たしぬかなどをワンセットにしたもの。

まずは、ぬか漬けを美味しくするための材料がブレンドされた「入学ぬか」と、秘伝のぬかどこ「先ぱいぬかどこ」、水を容器に入れて混ぜれば、基本のぬかどこが完成。野菜をはじめ好きな食材を漬けて、冷蔵庫に入れるだけ。

ぬかどこの旨みが足りないときには「うま味ぎゅぎゅっとチューブ」を入れて調整。また、ぬかどこが水っぽくなった時の手入れ用「おかわりぬか」も入っている。

ガイドブックには、ぬかどこの作り方から育て方、作ったぬか漬けのアレンジレシピ、野菜の旬を図解したカレンダーなど幅広く記載。ぬか漬けを学んで、楽しみ尽くす方法を紹介している。

ぬかどこは、精米した後に捨てられる「ぬか」を利用した発酵食品。冷蔵庫で余っている野菜を有効活用できるなど、SDGsとも関連性が高い素材だ。近年は学校でのSDGs教育も盛んなことから、日本の伝統食の一つであるぬか漬け継承の思いも込めて同商品を企画した。

© 株式会社食品新聞社