なぜ? 捨てられないものたち…「お土産の星の砂」「映画のパンフレット」

家にありがちなお土産「星の砂」

ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサとインスタグラマーのウラリエが、金曜日にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-金午後1時~)で、「家に眠っていたもの」をテーマにメールを募集。リスナーから寄せられたメールには、捨てられずに家に眠っているさまざまなものがつづられていた。

【写真】ラジオパーソナリティーとしても活躍中! ドラァグクイーンのサマンサ・アナンサ

「家のなかを見返していると、高校時代に1人で撮ったプリクラが出てきた」というウラリエ。プリクラを見たサマンサは、「今と別人。ガチギャル!」と驚きを隠せない様子。

その後、「その当時なら鼻のハイライトをもっと入れてもよかったのに。ちょっと遠慮してる」と、サマンサならではの目線で指摘を入れた。

サマンサは、数日前にステージに上がるにあたってウィッグをチェックしていたところ、入れていた袋に妙な感触があったという。中を見てみると、「ほんの気持ち」と書かれたポチ袋が出てきたそうだ。これは10年ほど前のイベントでもらったおひねりの1000円だったようで、どうしようか迷った挙句、また別の場所に保管したという。

リスナーの家に眠っていたのは、プラスチックケースに入った砂。

「40年以上前の話になるのですが、当時、野球少年だった私は中学生の大阪府大会で日生球場で試合をしました。結局すぐに負けてしまって、球場の土を持って帰りました。ただの砂(土)ですが、捨てられません」

このメールを受け、ウラリエは「青春の思い出なので捨てないで」とコメント。サマンサは、「昔はお土産の定番として星の砂があったが、捨てずに置いたままになっている」と振り返った。

40年近く前、学生だったころのあれこれが入ったダンボール箱を実家から持ち帰ったというリスナーもいた。

ダンボールの中には、大好きだった1986オメガトライブのツアーパンフレットが入っており、当時を懐かしく思い返したそう。

これに対し、サマンサは「ミュージカルや映画のパンフレットなんかも捨てられない」と同意を示し、一方のウラリエは「SPEEDのツアーパンフレットが家にあります。もう見ないけど置いておきたい」と葛藤を見せた。

30年前、大学時代に同期から借りた漫画『三国志』の全60巻セットが家に眠っているというリスナーも。同期の連絡先も住所もわからないため、いつか返したいと思いつつも置いたままにしているのだそう。

ウラリエは中学時代に友人から借りた裁縫箱、サマンサは友人に借りたビデオがずっとあり、「捨てるに捨てられない」と大きくうなずいた。

ほかにも、「牛の背中からお腹にかける、お相撲さんの化粧まわしのようなもの」「昔のお金たち」「両親が記念に保存しておいてくれた生まれた日の新聞」など、さまざまなものが自宅に眠っていることがわかった。

(取材・文=バンク北川 / 放送作家)

※ラジオ関西『Clip金曜日』2024年5月10日放送回より

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