日韓合同の１２人組女性アイドルグループ・ＩＺ＊ＯＮＥや、１１人組男性グループ・Ｘ１など人気アイドルグループを次々と生み出してきた韓国発の人気オーディション番組『ＰＲＯＤＵＣＥ １０１』。そんな番組の日本版である『ＰＲＯＤＵＣＥ １０１ ＪＡＰＡＮ ＴＨＥ ＧＩＲＬＳ』から誕生し、今年４月１７日に『ＭＩＲＡＩ』でＣＤデビューを果たしたのは、１１人組ガールズグループ・ＭＥ：Ｉ（ミーアイ）だ。
４月１０日から１２日まで千葉・幕張メッセとＺＯＺＯマリンスタジアムで開催され１４万人を集めた世界最大級のＫ－ＰＯＰフェスティバル『ＫＣＯＮ ＪＡＰＡＮ』に出演した彼女たちは韓国語バージョンでデビュー曲の『Ｃｌｉｃｋ』と『ＬＥＡＰ ＨＩＧＨ！ ～明日へ、めいっぱい～』などを披露した。
同グループはイベント最終日である１２日夜にＺＯＺＯマリンスタジアムで行なわれた『Ｍ ＣＯＵＮＴＤＯＷＮ ＳＴＡＧＥ』に登場。オーディションに参加していた際の映像が大スクリーンに映し出されるや、ダンスリーダーを務めるＲＡＮ（１９）が激しいダンスブレークを披露し観客のハートをわしづかみに。ステージの左右に立つメンバーが見守る中、リーダーのＭＯＭＯＮＡ（２０）がステージ下からド派手に登場すると客席から大きな歓声が上がった。
ＫＣＯＮのスタイルに合わせてか、１曲目の歌唱に選んだデビュー曲である『Ｃｌｉｃｋ』は韓国語バージョンを披露。続いてメンバーは「皆さんの近くに行きます！」とシャウトしながらステージ左右端のトロッコに乗り込み、オーディション番組内で課題曲として使用された『＆ＭＥ』を歌唱しながらファンに手を振ったり、サインボールを投げ入れたりして球場全体を沸かせた。１０メートルの潮風が吹く肌寒い夜だったが、ＭＥ：Ｉの溌剌としたパフォーマンスに刺激される形で会場のボルテージはＭＡＸに。
■KCONの目玉企画にも参戦 放つ存在感
同グループはＫＣＯＮの目玉企画でもあり、ファンが推しアイドルと同じステージで踊る『ＤＲＥＡＭ ＳＴＡＧＥ』にも参戦。幕張メッセ内ホールでのオーディションを通過した５０人のファンがＭＥ：Ｉのステージに加わり、計６１人で『ＬＥＡＰ ＨＩＧＨ！ ～明日へ、めいっぱい～』をエネルギッシュに披露した。リーダーであるＭＯＭＯＮＡは歌唱後、「夢がかなった瞬間を忘れないでください！」とスペシャルなステージに彩りを添えたファンに熱く呼びかけるなど大盛り上がり。
ＭＥ：Ｉは同日午前中に行なわれた別のステージにも登場するなどＫＣＯＮ内でもその存在感は随一だった。ＭＯＭＯＮＡは「アーティストとしてＫＣＯＮのステージに立ててうれしいです」と感激の表情を浮かべた。このステージはＮＨＫＥテレの『ハングルッ！ナビ』などにも出演するラジオＤＪの古家正亨氏（４９）が司会を務める学校の授業スタイルで進行。
１時間目は「音楽」でイントロクイズが出題され、ＮｅｗＪｅａｎｓの『Ｈｙｐｅ Ｂｏｙ』、ＩＺ*ＯＮＥの『ＦＩＥＳＴＡ』のダンスをＭＥ：Ｉメンバーがカバーするパフォーマンスで観客を楽しませた。
２時間目は「体育」。メンバーがリレー形式で９人組ガールズグループＴＷＩＣＥの『ＣＨＥＥＲ ＵＰ』と１３人組男性グループＳＥＶＥＮＴＥＥＮから派生したユニットＢＳＳ（ブソクスン）の『Ｆｉｇｈｔｉｎｇ(Ｆｅａｔ. Ｌｅｅ Ｙｏｕｎｇ Ｊｉ)』のダンスを次々とコピー。途中、メンバーが判断に迷って首をかしげる場面もあったが、何とか最後までリレーをつなぎ成功。司会を務めた古家氏も「ＭＥ：Ｉはすごいよ」と目を細めていた。
ＭＥ：Ｉは３月２５日にデビュー曲『Ｃｌｉｃｋ』をデジタルリリースした後、同２７日から４月１４日まで初のファンコンサート『２０２４ ＭＥ：Ｉ ＬＡＵＮＣＨＩＮＧ ＳＨＯＷ ＭＥ：ＩＣＯＮＩＣ』を全国３都市で９公演開催。４１７日にデビューシングル『ＭＩＲＡＩ』を発売すると同２９日付の「オリコン週間シングルランキング」で初登場１位を獲得するなど快進撃を続けている。
