トゥヘル監督、バイエルン残留へ 新監督のスカウト難航、同監督の代理人とクラブ上層部が会談

写真:トゥヘル監督は来季も続投するのか ©Getty Images

バイエルンを率いるトーマス・トゥヘル監督が、来季も指揮をとる可能性が浮上した。イギリス紙『ガーディアン』やドイツメディア『スカイ・スポーツ』など複数のメディアが報じている。

バイエルンは今年2月、トゥヘル監督が今季限りで退任することを発表した。しかし、後任となる監督は決まっていない。これまで様々な名前が候補として挙がってきたが、レヴァークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督は同クラブに留まると発表し、オーストリア代表を率いるラルフ・ラングニック監督もバイエルンからのオファーを拒否した。

現在、もっとも有力な候補としてブライトンを率いるロベルト・デ ゼルビ監督の名前が挙がっているが、金銭面の問題などで不透明なのが現状だ。ドイツ紙『南ドイツ新聞社』によると、ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーを筆頭に、バイエルン選手たちはトゥヘル監督の続投を支持しており、クラブ上層部にもその声は届いているという。

また、トゥヘル監督はブンデスリーガでは優勝を逃したものの、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではバイエルンをベスト4に導いている。スポーツ部門取締役を務めるマックス・エバール氏やスポーツディレクターであるクリストフ・フロイント氏を中心に、クラブ上層部は同監督の手腕を再評価しているという。

すでにトゥヘル監督とクラブ上層部の話し合いは行われており、ドイツ紙『ビルト』は現地時間5月15日、トゥヘル監督の代理人とエバール氏やフロイント氏らが会談を行ったと報じている。

ドイツメディア『スカイ・スポーツ』は、トゥヘル監督は2025-26シーズンまでの契約を望んでおり、この契約期間についても話し合いが行われていると報じている。また、バイエルンは近いうちに決定を下すという。

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