記録的なルーキーシーズンに続く2年目にプレッシャーを感じていないラムズWRナクア

ロサンゼルス・ラムズのプカ・ナクア【NFL】

ワイドレシーバー(WR)プカ・ナクアはNFL史上最高のルーキーシーズンを送った。

統計データと、ナクアがロサンゼルス・ラムズのポストシーズン復帰に与えた影響が、そのことを物語っている。

待望の2年目のシーズンを前に、ナクアは圧倒的な成功を繰り返すというプレッシャーを感じておらず、むしろ1つのチャレンジとして捉えている。

現地15日(水)の夜に『NFL Network(NFLネットワーク)』の“Schedule Release ’24(2024年スケジュールリリース)”に出演したナクアは、2年目へのプレッシャーを感じているかという質問に対して、次のように答えた。

「いや、特に感じていない。毎週、違うチャレンジがあり、対戦相手も違うから、自分が日曜日にベストを尽くせるよう、最善の準備をするように心がけている。今年は、自分が去年に設定した基準を更新するというチャレンジがあると思っている。去年、ビデオで確認したプレーを改善して、もっと能力を発揮して、ヘッドコーチ(ショーン)マクベイがオフェンスに求める多くのことをこなすことでチームのために存在するつもりだ。今年はどんなチャレンジが待っているのか、すごく楽しみだ」

2023年NFLドラフト全体177位で指名されたナクアは、それまでのワイドレシーバー候補とは一線を画す活躍を見せ、1年目のシーズンにレシーブ105回、1,486ヤードをマークして新人記録を更新した。そのレシーブ数はNFLで9番目に多く、獲得ヤードは4番目に多かった。だからこそ、2年目に入るナクアに対して相手ディフェンスがより慣れてくる中で、これほどの印象的な成績を再現することは容易ではない。

とはいえ、ナクアは自分の技術を向上させるべく、すでに練習に取り組んでいる。

ナクアはシーズン第1週の試合で自分の進歩を披露する最初のチャンスを得る。この試合では、ラムズが敵地でデトロイト・ライオンズと対戦することになっており、すでに多くの注目を集めている。昨シーズン、ライオンズはスーパーワイルドカードラウンドで24対23という僅差でラムズを破った。

試合前の関心は、クオーターバック(QB)のマシュー・スタッフォードとジャレッド・ゴフという、かつてそれぞれが在籍していたチームと戦う2人に集まっている。このストーリーラインはまた人気を博すだろうが、ラムズが敗れた昨年の試合では、ナクアもスターとして輝いていた。スタッフォードからのパスを9回受け、181ヤードを獲得し、50ヤードのタッチダウンレシーブを決めている。

ナクアはモータウン(デトロイド)へ再び向かうことにすでにワクワクしており、次のようにコメントした。

「この間、そのニュースを聞いた時は本当に興奮したよ。ほとんど眠れなかったんだ。俺たちが改善しようとしているプレーのことばかり考えていて、デトロイトに戻るのが楽しみで仕方ない。第1週は楽しいものになりそうだ」

ナクアとラムズにとっては、デトロイトでの連戦となる。今回はシーズンがかかっているわけではないが、若きワイドアウトであるナクアとラムズが、今回は祝杯をあげて戻ってきたいと願っていることに、間違いはないだろう。

ナクアはこうつけ加えた。

「第1週の試合は俺たちにとって重要だし、最初の対戦がそれだからね。 デトロイトに行くのは本当に楽しくなりそうだ」

【KO】

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