テイクツ―の通期純損失は37億ドルに―『GTA6』は2026年秋に発売を見込む

テイクツ―の通期純損失は37億ドルに―『GTA6』は2026年秋に発売を見込む

テイクツー・インタラクティブは、2024年3月31日を期末とする2024年度の決算を公開しました。

2024年度第4四半期の売上高は14億ドルとなりました。前年同期の14億5,000万ドルに対し、3%減となっています。

一方、GAAP基準の純損失は、前年同期の6億1,030万ドルに対して29億ドルとなりました。のれん償却に関連する21億8,000万ドル、買収に関連する無形資産の3億430万ドルの減損費用、レイオフやリストラなどのコスト削減プログラムに関連する9,330万ドルの事業再編費用が含まれています。

2024年度を通しての売上は53億3,000万ドルで、前年度の52億8,000万ドルから1%の微増となりました。

GAAP基準の純損失は、前年同期の11億2,000万ドルに対し、37億4,000万ドルでした。

2024年第4四半期、および2024年度を通して売上に貢献したタイトルとしては、『NBA 2K24』、『Grand Theft Auto Online』、『Grand Theft Auto V』、『Empires & Puzzles』、『Red Dead Redemption 2』、『Red Dead Online』、『WWE 2K24』、『Words With Friends』、『Merge Dragons』、そして2022年に買収したZyngaが展開するモバイルゲーム『Toon Blast』や『Match Factory!』の課金収益が挙げられました。

2025年度は、55億5,000万ドルから56億5,000万ドルの純利益を含む見通しであるとしました。これは2025年秋にRockstar Gamesから『Grand Theft Auto VI』がリリースされることを反映した見通しで、テイクツー・インタラクティブの会長兼CEOであるStrauss Zelnic氏は同作に対して「本作が比類なきエンターテイメント体験を提供していると強く確信しています」とコメントをしています。

2024年度から2026年度にかけては上記『Grand Theft Auto VI』などを含む40本のタイトルをリリース予定で、2025年度、2026年度、2027年度の純売上高は順次増加する見込みであるとしました。

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