勤め始めた翌月「お金がなく家族の治療費が払えない。働いて返します」会社から32万円受け取り行方くらます…広島市の男を詐欺容疑で逮捕

島根県警安来警察署は16日、家族の治療費が必要などとうそを言い、当時勤めていた会社から現金32万円をだまし取ったとして広島市の男を逮捕しました。

詐欺容疑で逮捕されたのは、広島市東区に住む会社員の男(45)です。

男は去年8月5日、当時勤めていた安来市内の土木建築会社の会社役員の男性(60)に「家族が病院に通っているが、お金がなくて治療費が払えない。働いて返します」などとうそを言い、2日後に現金32万円を受け取りました。

男がその後、行方をくらましたため去年11月に男性が警察に相談し、その後の捜査で男が広島市内にいることが分かり、容疑が固まったとして逮捕しました。
調べに対し「だまし取ろうとは思っていない」と容疑を否認しているということです。
男は、犯行の前の月にこの会社に勤め始めたばかりでした。

警察では男の身柄を安来警察署に移すとともに、さらに余罪があると見て追及することにしています。

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