母親の4割、子供の身体的な成長に不安…運動や栄養は?

子供の身体的な成長具合について不安になることはある?

スリーエー・ライフは2024年5月16日、「子どもの成長」に関する調査結果を発表した。母親の半数が自身の幼少期と比較して運動が不足していると感じており、子供の栄養状態についても理解しきれていないことがわかった。

「子どもの成長」に関する調査は、2024年4月9日と10日、4~9歳の子供がいる母親を対象にインターネットで実施した。有効回答数は1,015人。

子供の身体的な成長具合について38.6%の母親が「不安になることがある」と回答した。「テストや体力測定で平均値より低いとき(30代/宮崎県/公務員)」「同年代の子と一緒になったときに身長が低くて心配になる(30代/福岡県/会社員)」など、周りの子供と比較した際、自身の子供が順調に成長しているのか不安になる保護者が多い傾向にあるようだ。

自身の幼少期と比較すると、「子供のほうが運動していない」23.0%と「やや子供のほうが運動していない」29.4%をあわせて、約半数が「子供のほうが運動していない」と感じていることがわかった。子供が運動しない理由は、「コロナでなかなか遊ぶことができなかった(20代/山形県/パート・アルバイト)」「室内でのコンテンツが充実している(30代/神奈川県/パート・アルバイト)」など、コロナ禍にともなう社会変化や、親世代よりも室内で楽しめるコンテンツが増えたことで子供の遊び方が変化していることがうかがえる。

体育の授業以外で子供が運動(外での遊びを含む)をする頻度は、「1・2日程度」42.6%が最多で、「1・2日程度」23.1%、「1日未満」21.5%となった。子供の睡眠時間については、十分だと「思う」28.5%、「やや思う」40.1%をあわせて約7割が睡眠時間は足りていると感じているようだ。

子供の成長において重要な栄養素について、必要量をきちんと与えられているかを「適切・どちらともいえない・不足している」の選択肢で尋ねたところ、「適切」を選択した割合は「タンパク質」28.9%がもっとも多く、ついで「カルシウム」22.2%、「ビタミンD」11.8%、「鉄分」9.6%と続いた。すべての栄養素において「どちらともいえない」が約半数を占め、保護者もはっきりと子供の栄養状態について理解しきれていない現状がうかがえる。

最後に、子供の成長において重要な栄養素摂取をまとめて補助できる食品を取り入れてみたいと思うか聞いたところ、「とても思う」22.8%、「やや思う」49.2%となった。7割以上の人が、子供の成長を助ける栄養補助食品に肯定的な意見をもつことがわかった。

中川和佳

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