【お天気気象転結】クールビズも今年で20回目!

文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしている。この記事では全文をご紹介。

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▼5月17日配信号 担当伊藤佳子

この週末は気温が高め。気象庁の早期天候情報や2週間気温予報を見ても、来週以降も気温がかなり高い予想です。場所によっては真夏日になる日があるかもしれません。
この時期、運動会の練習などもあるかと思いますが、熱中症にはお気をつけください。
職場的にあまり関係ないという方もいらっしゃるでしょうが、今月から環境省などで「クールビズ」が始まっています。

2005年からスタートしているので今年で20回目。今年も5月1日に環境省で半袖ポロシャツやおしゃれな「かりゆし」を着た職員の様子を取材しました。
すっかり定着した感のある「クールビズ」も、環境省から「今年もクールビズが始まりました!」と言ってもらわないと、ネクタイを外しにくいという企業がまだあるそうで、呼びかけを続けることに意味があるようです。
昔は一般的なサラリーマンは真夏でもネクタイにスーツが当たり前で、その分社内はエアコンが効きすぎて、震えるほど寒かった……。30年ほど前、当時の四谷社屋が寒すぎて、エアコンを少し緩めてくれないかと担当者にお願いしたことがありました。すると「設定温度を上げると、今度は『暑い』と苦情が来て、場所によってもムラがある。Oさんのように、ちゃんと上着を着て!」と。
なるほど……当時の女性敏腕ディレクターOさんは、クリーム色のきちんとした素敵なジャケットを着ていらっしゃいました。
人によって体感は違うので、万人に合わせた温度設定は難しいですよね。
ちなみに移転前の大手町の気象庁会見室は、夏はエアコンが効きにくく、本当に暑かった。
記者席にいる私も無意識に資料で顔をあおぎたくなるのを我慢していましたが、立って熱中症に注意を呼びかける気象庁の担当者自身が熱中症になるのでは?と周囲が心配になる程でした。
そこで、記者クラブ側で2台扇風機を用意し、会見者に向けて設置しました。
今の虎ノ門の会見室は、そういう点では本当に快適です!

さて、前述のクールビズ、小池都知事が環境大臣の頃にスタートさせました。
その小池知事は、先日は来年東京で開催される世界陸上のロゴ発表イベントに出席。

都知事選は7月7日。まだ小池知事は都知事選に出るとも出ないとも表明していませんが、有力な対抗馬は出てくるのでしょうか?

気象予報士・防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子

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