“料理の神様”に感謝の気持ちを捧げる

“料理の神様”に感謝の気持ちを捧げる

 全国で唯一、“料理の神様”を祀る神社で5月17日、料理や食材への感謝の気持ちを示す伝統の「庖丁式」が行われました。

 千葉県南房総市にある高家神社は全国で唯一、料理の神様「磐鹿六雁命」を祀る神社です。

 17日は、平安時代から続くとされる儀式 庖丁式が執り行われました。

 庖丁式では古の装束姿の庖丁人が、式庖丁と真魚箸を巧みに操りながら、魚が穢れることのないようにと、手で直接触れることなく鯉をさばいていきました。

 ひとつひとつの所作や切形には祝賀や祈願などの意味が込められているということで、集まった観客たちは庖丁人の繰り出す熟練の技と所作に感心した様子で見入っていました。

© 千葉テレビ放送株式会社