街頭演説なくなる? つばさの党代表者ら逮捕で百田尚樹氏「日本の文化が変わる」

百田尚樹氏

作家の百田尚樹氏が17日、自身のユーチューブチャンネルを更新し、政治団体「つばさの党」の代表らが逮捕された事件の今後について語った。

警視庁は17日、4月の衆院東京15区補選で他陣営の演説を妨害した公選法違反(自由妨害)の疑いで、政治団体「つばさの党」の黒川敦彦代表、根本良輔幹事長、杉田勇人組織運動本部長の3人を逮捕した。

3人は選挙中に他陣営の演説会に凸して、拡声器などを使って、質問をぶつけていた。一部陣営からは選挙活動を妨害されたとして、被害届が出されていた。

百田氏は起訴される可能性は高いとし、司法が「表現の自由」と「選挙妨害」をどう判断するかが焦点となるという。「つばさの党だけじゃない。この事例で無罪と裁判所が認めてしまうと今後、いろんな人が好きなことやりますよ。金のある政党が集団を金で雇って、敵陣営の選挙活動を徹底して妨害することも可能なんですよ」と指摘。

街頭で候補者が訴える選挙活動について「日本が誇る面白い文化やったんですよ」と評価。そのうえで「日本の多くの人と常識と民度によって守られてきた。これが根底から破壊される可能性があります、今回の判決によってね」と訴えた。

最後に「起訴されたとして、判決がどう出るかによって日本の文化が変わる可能性がりますね」と危惧していた。

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