佐渡市小木町の町並みが「国の重要伝統的建造物群保存地区」に選定されることになりました。
県内では、1991年に指定された同じ佐渡市の宿根木地区に続いて2件目となります。小木町は、佐渡金山で取れた金銀の積出港として、江戸時代に整備された港町で海運業で栄えました。自然の入り江にそって半円形に形成された街並みには、2階全面を通りに張り出させた特徴ある町屋が並んでいます。
文化庁は「自然の地形を巧みに活かし形成された港町で、海運業で繁栄した歴史的なおもむきを今に残している」と評価しています。
佐渡市の渡辺市長は「港町ならではの小木町の文化や歴史、町並みのすばらしさを多くの皆様に知っていただくとともに、さらなる保全と活用を進めてまいります」とコメントしています。