警察に一時拘束&逮捕のシェフラーが釈放 2日目をバーディ発進

強心臓…逮捕、釈放後のスコッティ・シェフラーがいきなりバーディ(撮影/田辺安啓(JJ))

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 2日目(17日)◇バルハラGC(ケンタッキー州)◇7609yd(パー71)

第2ラウンド開始前に交通違反で警察に拘束されたスコッティ・シェフラーが、釈放後に定刻の午前10時8分(日本時間午後11時8分)にスタートし、開始10番(パー5)でバーディを決めた。大歓声で迎えられ、ティショットを右ラフに曲げながら、約90ydの第3打をピンそば1mにつけてチャンスを生かした。

午前5時過ぎにコース近隣で発生したシャトルバスと歩行者の死亡事故を受け、すべての選手が1時間20分遅れでプレーを開始した。

ESPNをはじめとする現地報道によると、シェフラーは自走でコースに向かっていた午前6時頃、交通事故による会場周辺の大渋滞を避けるべく、警察官の誘導を振り切ってコースに入ろうとしたため停止を促された。指示に従って車から降りると、手錠をかけられパトカーの後部座席に拘束された。

その後、地元警察での事情聴取で警察官への抵抗(第2級暴行)、誘導時の信号無視、無謀運転などの罪を認めて釈放され、午前9時過ぎにコースに到着。4アンダーの12位から5打差の首位を追う。

大会を主催する全米プロゴルフ協会(PGAオブ・アメリカ)は、バスと接触して死亡した男性は大会に出入りする業者スタッフだったことを発表。「全米プロに関わる私たちすべてにとって大変心苦しい。ご家族をはじめとした愛すべき人々に心からお悔やみ申し上げます」と声明を出した。

世界ランク1位シェフラーが警察に拘束される 「全米プロ」2日目開始前

スコッティ・シェフラーは全米プロの初日を12位で終えていた(Maddie Meyer/PGA of America)

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 2日目(17日)◇バルハラGC(ケンタッキー州)◇7609yd(パー71)

世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーが17日、男子ゴルフのメジャー大会「全米プロゴルフ選手権」第2ラウンドのスタート前にコース近隣で警察に拘束された。ESPNなどの現地メディアが報じた。

報道によると、大会2日目の午前5時過ぎ、ケンタッキー州ルイビルの会場周辺でシャトルバスが歩行者をはねる死亡事故が発生。大渋滞により全体のスタート時間が遅れた。

自身の当初の開始時刻、午前8時48分(日本時間午後9時48分)のティオフを目指してコースに向かっていたとみられるシェフラーは、警察官の誘導を振り切って会場に入ろうとしたため停止を促された。

ESPNのジェフ・ダーリントン氏によると、警察官はシェフラーのことを選手だと認識しておらず、手錠をかけてパトカーの後部座席に拘束したという。

スタートの遅延は1時間20分で、シェフラーの開始時刻は午前10時8分(午後11時8分)に設定された。

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