川崎の50代女性、1億8300万円だまし取られる 架空の投資で詐欺被害

幸署

 神奈川県警幸署は17日、川崎市に住む50代の会社役員女性が現金約1億8300万円をだまし取られたと発表した。署は交流サイト(SNS)で架空の投資話を持ちかけるSNS型投資詐欺事件として調べている。

 署によると、昨年10月25日、女性がインターネット上の投資広告をクリックしたところ、SNSのグループに入るよう著名人の投資家を装う男に誘導された。その後指示されたアプリをダウンロードした。同11月17日から今年3月29日にかけてこのアプリを利用した。

 女性は男らが管理する計21の口座に、計22回にわたり現金を振り込んだ。女性は「アプリ上で利益が増えているような表示があったため気づかなかった」と話しているという。

 利益分に対する納税書を不審に思った女性は、友人に相談した。詐欺だと指摘されたため、今年5月2日に署を訪れ発覚した。

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