【西武】今季5度目3連敗で借金12 18日も敗戦なら…12球団最速で自力V消滅

3回、ソフトバンク・山川穂高(奥)にソロを打たれた西武先発のボー・タカハシ

西武は17日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)に2―6と敗れ、今季5度目の3連敗。借金は最大12に膨れ上がり、18日の同カードに敗れると12球団最速で自力優勝が消滅する。

2勝7敗と負け越す首位・ソフトバンクとの実力差がそのまま出た試合展開だった。先発ボー・タカハシ投手(27)は2回、中村晃、周東の適時打などで3点の先制を許すと、3回には山川に10号ソロを被弾。5回にも近藤に5号ソロを浴び、主導権を手放した。

打線の方は今季ここまで3試合の対戦防御率0・82の相手先発・モイネロに対し、4回二死満塁のチャンスを生かせず。得点は7回に古賀の2号ソロで挙げた1点のみ。8回に2番手・藤井から二死二、三塁をつくって平沼の適時打で1点を奪ったが、このチャンスも複数得点に結びつけることはできなかった。

5回7安打5失点で3敗目(1勝)を喫したボーは「2回は相手打線にうまく対応されたと思います。3回と5回のホームランはしっかりとコースに決めることができずに、甘い球を打たれてしまいました。このような試合でも5回まで投げることができたことと、初めて100球を超えても投げることができたのは、良い点ととらえています」と反省を収穫を語っていた。

まだ交流戦も始まっていない5月中旬の段階で、西武のペナントの灯が消えようとしている。

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