新庄監督「悔しい」連発 佐々木朗希相手に粘り、執念見せるも…延長12回ドロー

日本ハム・新庄剛志監督【写真:小林靖】

7回無死二、三塁から5番抜擢の細川が同点の左犠飛

■ロッテ 1ー1 日本ハム(17日・ZOZOマリン)

日本ハムは17日、ZOZOマリンで行われたロッテ戦で延長12回の激闘の末に引き分けた。チームは5月8日以来黒星がなく、現在5連勝中。難敵の佐々木朗希投手相手にも負けなかった。それでも新庄剛志監督は開口一番「悔しい」と一言。その後も悔しさを隠さなかった。

佐々木の前に、6回までわずか1安打。しかし7回、郡司とマルティネスの連打で無死二、三塁の好機をつくると、5番に抜擢した細川の左犠飛で追いついた。浅めの飛球だったが、代走に送っていた快足の五十幡の足が勝った。「五十幡くんじゃなかったら還ってこられない位置だった」と指揮官も満足げだった。

しかしその後は得点を奪えず。先発の金村が5回1失点と粘投すると、その後は6投手の決死のリレーで失点を許さなかった。4時間の激闘を終え「今日悔しかったですから、切り替えてまた明日。悔しかったの方が大きいです」と顔をゆがめた。(町田利衣 / Rie Machida)

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