防犯ジョギング、定員500人埋まる 横須賀市がボランティア募集

黄色いTシャツを着て「パトロールランウォーク」に参加する市民ら=11日、横須賀市

 横須賀市はこのほど、新たな地域防犯の取り組みとして市民ランナーらが黄色いシャツを着用して市内を回る「パトロールランウォーク」事業をスタートさせた。多くの市民が走ったり散歩したりしながら街中などで目を光らせることで、犯罪の未然防止につなげる。11日には市民に周知してもらうためのオープニングイベントが開かれ、ボランティアのランナーらが一斉パトロールした。

 「パトロールランウォーク」は、市民が日常生活の中でジョギングや散歩をしながら気軽に取り組める防犯ボランティア。不審者や不審車両などを見た際の通報や、地域の見守りで犯罪抑止を図る。

 こうした「ながらパトロール」の取り組みは各地で広がっており、川崎市内のボクシングジムなどでは、ボクサーが「防犯パトロール」と書かれたビブスを着てランニングして、地域の安全を見守る「防犯ロードワーク」が行われている。

 横須賀市では登録のため、4月から18歳以上の市民500人を募集したところ、1カ月で埋まったという。登録者には「Patrol」などと書かれた黄色のTシャツが渡され、これを着てランニングなどをしてもらう。

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