ボクシング世界戦で勝者を前代未聞の〝言い間違い〟 リングアナは引退へ「もう世界のサンドバッグじゃない」

ボクシングの女子世界戦でまさかの事態が…(写真はイメージ)

ボクシングの女子世界戦で勝者を言い間違えたリングアナウンサーが、大バッシングにあい、引退を表明した。

王者・ニーナ・ヒューズ(英国)vs 挑戦者・チェルネカ・ジョンソン(オーストラリア)のカードで行われたWBA女子世界バンタム級タイトルマッチ(11日、オーストラリア)の一戦は、本来はジョンソンが勝者だったにもかかわらず、リングアナウンサーのダン・ヘネシー氏はヒューズの名前を勝者としてコール。やり直しとなり、ジョンソンの名前がアナウンスされた。

この前代未聞の騒動に、オーストラリアメディア「ニュース・ドットコム」はヘネシー氏について「史上最悪の大失敗で世界中から非難を浴び、今や自身の将来について大きな決断を下した」と報じた。

同メディアによると、ヘネシー氏は自身のSNSに「責任は私にある。関係者全員に謝罪したが、起こったことを申し訳なく思っている。次回はもっとうまくやれるように努力するだけだ。職場で最高の日ではなかった」と謝罪。

しかし、反発は収まらなかったようで再び「皆さんの温かい言葉に感謝します。残念ながら、世界からの反発は信じられないほどで、私の精神状態に影響を及ぼし、ショーをあと1回しかできないほどだ」と追い詰められていると告白。

「私はまだ約束を守る男なので、このショーに出演します。世界中の友達全員を愛していますし、連絡を取り合います。ありがとう。もう世界のサンドバッグではありません。私は辞めます」と引退を表明した。

相当なバッシングだったようだ。

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