【ほったらかしの宿根草ガーデニング】西日と暑さに強い宿根草<厳選4種>

手間いらずで毎夏鮮やかな花が咲く「楽ちんガーデンの救世主」

日に日に気温が上がってきましたね。

「夏も庭でお花を楽しみたいけれど、気温が高すぎて人も植物もバテてしまう」「直射日光や西日が強く当たる庭だから、植物がうまく育たない」

と毎年悩んでいる方におすすめしたいのが、暑さと西日に強い宿根草です。

暖地はとくに気温が高く日差しも強いため、真夏は花が少なくなり、葉焼けや乾燥で植物が傷んでしまいがち。人間も、夏はガーデニングをお休みして、涼しい部屋にいたいですよね。

そこでこの記事では、ほったらかしで毎年夏にお花を楽しめる、暑さと西日に強い暖地向きの多年草4選を、参考価格とともにお伝えします。

さいごに「宿根草って、なに?」というガーデニング初心者さんに向けた豆知識コーナーもあります。最後までゆっくりご覧くださいね。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

この記事で紹介する「西日と暑さに強い宿根草」

【写真など1枚目/全6枚】鮮やかカラーが夏空に映える「タチアオイ(ホリホック)」他、2枚目以降の写真でじっくり紹介します「西日と暑さに強い宿根草」
  • エキナセア
  • ルドベキア
  • フロックス・パニキュラタ
  • タチアオイ(ホリホック)

暑い夏に元気をもらえる、鮮やかでおしゃれな花を厳選したので、気になるお花があったら梅雨前に植えておきましょう。

西日と暑さに強い花!小さなお庭や花壇OKの宿根草2選

エキナセア

夏花壇の主役におすすめ「エキナセア」

初夏から秋までおしゃれな花を咲かせてくれるエキナセアは、暖地ガーデンの定番花。品種が豊富で、さまざまな花色や花形、草丈が選べます。シックな色合いやビタミンカラーなど、お気に入りを探してみましょう。

エキナセアは、夏花壇の主役におすすめ。花もちがよく、切り花やドライフラワーにしてお部屋に飾ってもおしゃれです。

晩秋に花が終わったら地際で切りつめて冬越ししましょう。霜が降りる地域では、腐葉土などでマルチングすると冬越ししやすくなります。
※参考価格:300~900円前後(3~3.5号ポット苗)

ルドベキア

小さなヒマワリのように元気に咲く「ルドベキア」

ルドベキアは梅雨時から秋まで、小さいヒマワリのような、元気で鮮やかな花を咲かせます。切り花にしても見ごたえがあり、夏のお庭やお部屋を明るく彩ってくれる宿根草です。

ルドベキアも、花壇の主役におすすめのお花。品種によって草丈が異なるので、植えたい場所に合わせて選べます。一年草の品種もあるので、確認してから購入しましょう。

花が咲き終わったら地際で切り、枯葉などでマルチングして冬越しします。繁殖力が高いので、広がりすぎないように配慮して育ててください。

※参考価格:150~1000円前後(3~3.5号ポット苗)

西日と暑さに強い花!目を引く庭植え向きの宿根草2選

宿根フロックス(フロックス・パニキュラタ)

すらりと伸びた花茎のてっぺんに、花束のように咲く小花がカワイイ「宿根フロックス」

花茎をすっと伸ばし、そのてっぺんに小花が集まって咲く様子が、花束のようでおしゃれな宿根フロックス。梅雨時から秋にかけて、長い期間花を楽しめます。

草丈が高いので、花壇の背景におすすめ。品種が多く、花色のバリエーションが豊富なので、お庭の雰囲気や好みに合わせて選べます。

開花中はときどき花がら摘みをし、固形肥料を定期的に適量与えると花付きがよくなります。花後に根元で茎を剪定して冬越ししましょう。

※参考価格:350~800円前後(3~3.5号ポット苗)

タチアオイ(ホリホック)

夏空に映える!南国ムードが漂う鮮やかな「タチアオイ」

梅雨時から真夏に、アオイやハイビスカスに似た、夏らしい鮮やかな花を咲かせるタチアオイ。まっすぐ伸びた花茎にたくさんの花が咲く様子は南国ムードたっぷりで、青空によく映えるお花です。

草丈が1~2mと高いので、花壇の背景やお庭の外周で楽しめます。風で倒れやすいので、支柱を立てておきましょう。品種によって、花色や花形がさまざまです。一年草の品種もあるため、確認して購入してください。

花がすべて咲き終わったら花茎を切り取りましょう。肥料や特別な冬越し対策も必要なく、育てやすい宿根草です。

※参考価格:250~1200円前後(3~3.5号ポット苗)

まとめ

ほったらかしで毎年夏にお花を楽しめる、暑さと西日に強い暖地向きの宿根草を4つ、厳選してご紹介しました。植えてみたい宿根草はありましたか?

今回ご紹介した宿根草はすべて、日当たりと風通しのよい場所を好む植物。強い西日や直射日光も気にする必要はありません。

宿根草は冬には地上部が枯れてしまうので、常緑多年草と一緒に植えると冬のお庭が寂しくならずにすみますよ。

【ガーデニング豆知識】宿根草・多年草・一年草の違いとは?

宿根草・多年草・一年草の違いを知っていますか?

さいごに、多年草・一年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。

  • 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物
  • 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある
  • 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。

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