フレッチャーが違法賭博関与か 大谷の元通訳・水原被告と同じ胴元 米ESPN報道「野球には賭けていない」

ブレーブス傘下でプレーするデビッド・フレッチャー【写真:ロイター】

フレッチャーの親友の元マイナー選手は「エンゼルスの試合に賭けていた」

米スポーツ専門局「ESPN」は17日(日本時間18日)、米大リーグ・ブレーブス傘下でプレーするデビッド・フレッチャー内野手が、過去に違法なスポーツ賭博に関わっていたと報じた。野球には賭けていないという。

昨季までエンゼルスで大谷翔平投手とともにプレーしていたフレッチャー。「ESPN」の記事では、胴元マシュー・ボウヤーを通じて違法賭博を行ったという。ボウヤーは、大谷の銀行口座から約1650万ドル(約25億6300万円)を違法に送金した銀行詐欺罪などを認めている水原一平被告が違法賭博で関与していた胴元とされている。

「情報源:元エンゼルスの内野手デビッド・フレッチャーがミズハラのブックメーカーで賭けをした」との見出しがつけられた記事によると「(フレッチャーは)南カリフォルニアのブックメーカーでスポーツに賭けた。この活動を詳細に伝えている複数の情報源によると、そのブックメーカーはショウヘイ・オオタニの長年の通訳から賭け金を得ていた人物である」と伝えられている。

フレッチャーは「複数のスポーツに賭けたが、野球には賭けていない」とされている。一方で、フレッチャーの親友でロイヤルズ傘下で2020年までプレーしていたコルビー・シュルツについては「フレッチャーがチーム在籍中にプレーしたエンゼルスの試合を含む野球に賭けていたと、複数の情報源がESPNに語った」とされている。

記事ではフレッチャーについて「2018年から2023年までオオタニのチームメイトであり、野球で最も親しい友人の1人とされていた」と表現されていた。MLBはこの件に関してコメントを控えたようで、今後フレッチャーが捜査対象になると予想されているという。

THE ANSWER編集部

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