親のダンス動画が390万“いいね” 「80年代のダンススキル」大バズりも納得のキレキレぶり【米】

80年代カルチャーに再注目(写真はイメージ)【写真:Getty Images】

ブームはめぐるとよくいいますが、TikTokでは最近、1980年代に青春を過ごした親たちにディスコダンスを踊ってもらうのが新トレンドになっています。リズムを刻んでキレ良く踊る姿は、まるで当時にタイムスリップしたようです。

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「父に80年代をどう踊ったかを聞く」

TikTokで「#80sdancechallenge(80年代ダンスチャレンジ)」というハッシュタグを開くと、80年代のディスコサウンドに乗せて、リズミカルに踊る中高年の動画がたくさんあります。

とくに人気の曲は、イギリスのシンセポップバンド、ブロンスキ・ビートが1984年に発表した「スモールタウン・ボーイ」。この曲は全英3位、全米4位を記録した大ヒットソングです。

アメリカ紙「マイアミ・ヘラルド」によると、子どもが親に頼んで踊る様子を投稿するのが、TikTokで新トレンドになっているといいます。

なかでも注目を集めたのは、「80年代のブギーマン」とコメントが添えられた、サバンナ・カドゥーリさんのお父さんのダンス動画です。

動画には「父に80年代をどう踊ったかを聞く」というテロップが。そして、お父さんはうなずくと、体でリズムを刻み始めます。

軽やかにステップを踏み、ムーンウォークやパントマイムなど、次々と動きを変えていくお父さん。さわやかな笑顔で踊る様子から、今にもミラーボールが見えてきそうです。

投稿には、390万以上の“いいね”が。コメント欄には「彼は80年代のダンススキルについて誰かに聞かれるのをずっと待っていたのでしょう。そして、彼はその瞬間をものにしました」「彼はダンスフロアの王様だったに違いない」「ジョン・トラボルタの雰囲気を醸し出していますね」など、称賛の声が殺到しています。

また、「大人になるということは、同じ年頃のときに、両親のほうがかっこよかったと気づくことだ」「クラブで80年代ダンスを復活させよう」など、80年代のクールな文化の虜になる人も。

日本でもバブリーダンスから始まり、ここ数年、音楽やファンション、メイクなどさまざまな分野で80年代カルチャーがリバイバルされ、再注目されています。世界的にも、80年代カルチャーが定番化しつつあるのかもしれませんね。

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