第76回岩手県高校総体の総合開会式は17日、盛岡市みたけの県営武道館で行われ、県内高校スポーツの祭典が幕を開けた。6月23日まで32競技で熱戦が繰り広げられる。
選手、高校生スタッフら約450人が参加。木村基・県高体連会長(盛岡三校長)は「鍛えた力と技、明朗な精神を存分に発揮してほしい」と激励。選手を代表して、北桜なぎなた部の女ケ沢綜磨(めがさわそうま)(3年)が「挑戦が未来への一歩となる。感謝を胸に晴れの舞台で恩返しする」と宣誓した。盛岡四と不来方の音楽部が合唱を披露した。
熱中症対策などを踏まえ、総合開会式を屋内で実施するのは3年連続。参加生徒は各校2人に絞った。多くの競技が九州北部を中心に、7月下旬から行われる全国高校総体(インターハイ)の予選を兼ねる。