今週はみなさんの投資に役立つ情報になっているかもよ?!の巻/倉井史也のJリーグ

[写真:©超ワールドサッカー]

なんか第13節、第14節と大量得点のゲーム、多くなかったですか? 第13節は3点以上取ったのが浦和、鳥栖、福岡、川崎、神戸、FC東京、柏、鹿島、東京Vと9チーム。第14節は新潟、名古屋、鹿島、鳥栖の4チームしかなったけど、鳥栖は5点も取ってるし。

そもそもJ1リーグって1チーム1試合平均どれくらいの得点が入ってるんでしょ?

2005年:総得点 873点/1試合平均 1.426点
2006年:総得点 976点/1試合平均 1.595点
2007年:総得点 867点/1試合平均 1.417点
2008年:総得点 783点/1試合平均 1.279点
2009年:総得点 791点/1試合平均 1.292点
2010年:総得点 813点/1試合平均 1.328点
2011年:総得点 869点/1試合平均 1.420点
2012年:総得点 855点/1試合平均 1.397点
2013年:総得点 879点/1試合平均 1.436点
2014年:総得点 774点/1試合平均 1.265点
2015年:総得点 820点/1試合平均 1.340点
2016年:総得点 805点/1試合平均 1.315点
2017年:総得点 793点/1試合平均 1.296点
2018年:総得点 813点/1試合平均 1.328点
2019年:総得点 797点/1試合平均 1.302点
2020年:総得点 866点/1試合平均 1.415点
2021年:総得点 920点/1試合平均 1.211点 ※20チーム
2022年:総得点 771点/1試合平均 1.260点
2023年:総得点 777点/1試合平均 1.270点

ってことで、だいたい1.3点から1.6点ぐらいってことですね。それが第13節は総得点35得点、1チーム平均1.944点、第14節は総得点30得点、1試合平均1.5点。

これってどうなるかというと、実は「大数の法則」ってのがあるんですよ。確率論の基本定理の一つで、簡単に言えば振り子が大きく右に触れると同じように左にも大きく振れるのと一緒で、だんだん数値が収束するので、一度大きな数字が出ると、今度は小さな数字も出るってことなんです。

ということは、今後あまり点が入らない試合が続くんでしょうか。ここまで1チームあたりの1試合平均得点は1.315点。ここ2年は1.2点台で推移しているので、もしかしたらロースコアのゲームが続いて最近の値に収束する可能性もあるんです。

さて、ちなみに、今季両チームとも無得点だった試合数を数えると

第01節:1試合
第02節:0試合
第03節:0試合
第04節:1試合
第05節:0試合
第06節:3試合
第07節:1試合
第08節:0試合
第09節:1試合
第10節:1試合
第11節:0試合
第12節:0試合
第13節:1試合
第14節:1試合

で、第6節は合計17得点、1チーム平均0.85点しか生まれていなかったから、もしかしたらその反動が第14節だったかもって感じなんですけど、0-0のゲームがなかった節が6節、1試合以上あったのが8節ってことは、もしかしたら今後0-0のゲームがない節がまた生まれるかもしれないって感じですかね。

どうです? これってもうちょっと掘ったらtotoとかWINNERとかに応用できそうじゃないですか? え? 結局今回はどっちになりそうか分かんないじゃないかって? そりゃ分かるくらいだったらワタクシだって大金持ちになってますよ!

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