【ソフトバンク】早くも3勝の救援左腕・長谷川威展が最多勝獲り宣言 37年ぶりの快挙なるか

ソフトバンク・長谷川威展

ソフトバンクは18日の西武戦(みずほペイペイ)に2―3で逆転勝ち。貯金を今季最多の16に伸ばした。8回に3番手として登板した長谷川威展投手(24)が1イニングを無失点に抑え、その直後に近藤健介外野手(30)の6号2ランで逆転。現役ドラフトで日本ハムから移籍してきた長谷川が3勝目を手にした。

1点を追う8回に登板した救援左腕は二死から四球と安打で一、二塁のピンチを迎えたが、外崎を三ゴロに仕留め無失点で守護神・オスナにバトンタッチ。逆転勝利を演出した。

これで開幕から7試合連続無失点で防御率は0・00。日本ハム時代は11試合にリリーフ登板し2ホールドを挙げているが白星はなかった。それが新天地では早くもリーグ4位タイの3勝と躍進中だ。

プロ3年目で初めてお立ち台に上がった長谷川は「本当にいい景色だと思います」と笑顔。そして「(捕手の)海野さんのサインを信じて全力で腕を振っただけです」と女房役に感謝した。満員の観衆にも「温かく迎えてくれたホークスファンの皆さまのおかげです」と礼を述べた背番号59は「先輩方も優しく接してくれる。このまま最多勝のタイトルを狙っていきたい」とニヤリ。1988年のヤクルト・伊東昭光(18勝9敗17セーブ)以来、実に37年ぶりとなる救援登板だけでの最多勝タイトル獲得を高らかに宣言した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社