【オリックス】中嶋監督「久しぶりに勝ちました」 約2週間ぶり白星で連敗も4でストップ

逆転勝ちにひと安心のオリックス・中嶋監督

オリックスが連敗を4で止めた。18日の楽天戦(京セラ)は先発の曽谷が5回3失点と粘り、低調だった打線が13安打と奮起して8―3と快勝。5月6日以来の白星をつかんだ。

曽谷が初回に3点を失うが、この日は重いムードを打線が払拭。その裏に一死満塁から紅林の適時二塁打で2点を返すと、二死一、三塁から太田の右翼への2点適時三塁打で逆転に成功した。オリックスは3、6回にも追加点し、投手陣も継投策で反撃を許さなかった。

中嶋監督は「久しぶりに勝ちましたね。3点をすぐに逆転まで持っていけたのが、いい攻撃だった。これだけの力があるというのを、もう1回見せてもらった」と集中打を見せた打線をねぎらった。ケガなどの離脱者と西川、頓宮の不振で攻撃力を欠き、上位争いからズルズルと後退。首位ソフトバンクに10・5ゲーム差まで引き離されたが、この日の快勝で反撃の気運は高まった。

3安打3打点の活躍でお立ち台に上がった太田は「チャンスに回ってきてしっかり打ててよかった。ヒットコースに飛んでくれた」とチビっ子のインタビューに笑顔で答えた。前日17日に一軍登録されると即スタメン出場して2安打しており、勢いづいている。

「いい感じでは来ているけど、これを続けていくのが仕事ですので明日からもやっていく」と指揮官は巻き返しを誓った。

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