ゴールへ全力 岩手県南地方小学校運動会

晴れ渡る空の下、徒競走で全力疾走する児童=18日、一関市南町の市立南小学校

 18日の県南地方は本州付近を覆った高気圧の影響で晴れ、最高気温は一関29・1度、奥州市江刺27・5度、北上27・4度(いずれも盛岡地方気象台調べ)と7月中旬から下旬並みの暑さ。朝から青空が広がる中、県南地方にある小学校46校のうち15校で運動会が開かれ、児童たちが元気いっぱいグラウンドを駆け回った。

 一関市南町の市立南小学校(山村淳校長、児童322人)の運動会は、熱中症対策やコロナ禍での行事見直しなどから今年も午前のみ開催。開会式では児童代表が「練習で努力してきた成果を発揮し、競技、応援、表現すべてに全力でチームの団結力を深め、力強い南の風を吹かせることを誓う」と選手宣誓した。

 競技は「正々堂々協力のバトンをつなぐ南の子」のスローガンの下、全校児童が紅白に分かれて徒競走、玉入れ、綱引き、応援合戦、選抜対抗リレーなどが行われた。学年ごとに50メートル、80メートル、100メートルを走る徒競走では家族や地域の人たちが見守る中、児童が全力疾走。3年生の競技では途中で転倒する児童もいたが、諦めずに立ち上がりゴールする姿に大きな拍手が送られた。

 同気象台によると、19日の県内も引き続き高気圧に覆われて晴れる見込み。

© 岩手日日新聞社