被災地支援へ銘菓販売 石川から19種仕入れ 北上翔南高3年生

石川県の企業から仕入れた銘菓を販売する北上翔南高の生徒ら

 1月に発生した能登半島地震の被災地を支援しようと、県立北上翔南高校(千葉勝幸校長、生徒459人)の3年生は18日、北上市相去町旧舘沢のセブン―イレブン北上バイパス店敷地内で石川県の名産品の販売活動を開始した。期間は19日までで、収益金はすべて日本赤十字社を通じて被災地に届けられる。生徒たちは「今も大変な生活をしている被災者を支援したい」と、多くの来店を呼び掛けている。

 商業を学ぶ情報系列の生徒25人による取り組み。生徒たちはマーケティングの授業の一環で2023年の文化祭でも販売活動を行っており、4月から4グループに分かれて石川県内の企業と連絡を取り、7社から19種類の銘菓を仕入れた。

 そろいの法被を着た生徒たちは同店駐車場にブースを設け、大きな声で商品をPR。募金箱も置かれ、来店客から善意を募った。

© 岩手日日新聞社