寺地拳四朗 井上尚弥から得た〝刺激〟…引退示唆の京口紘人には「頑張ってほしい」

WBA・WBCライトフライ級統一王者の寺地拳四朗

ボクシングのWBA・WBCライトフライ級統一王者・寺地拳四朗(32=BMB)が18日、「すみたボクシング祭り2024」(東京・ひがしんアリーナ=墨田区総合体育館)で行われた元WBA同級王者・具志堅用高氏(68)とのトークショーに出演。スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)の技術を絶賛し、「マネしたい」と刺激を受けていた。

拳四朗は、井上が6日に東京ドームで〝悪童〟ルイス・ネリ(メキシコ)を、初回にダウンを喫しながら6回TKOで破り、4団体王座防衛に成功した試合を「すごい面白い試合でしたけど、結果は余裕で勝ったなと感じた」と振り返った。「どのバランスでも強いパンチを打てるのはすごい。それは本当にマネしたい。練習はしてますけど、勉強にもなりました」と感心していた。

また、2022年に対戦して勝利したライバルの元WBA世界同級王者・京口紘人(ワタナベ)が11日に韓国でビンス・パラス(フィリピン)に微妙な判定で敗れた後、引退を示唆したことについて問われると「悔しいやろうと思いますけど、またやりたくなるんじゃないですか」と予想。「ファンの方も多いやろうし、そういう声が集まって、またやろかなとなるんじゃないですか。頑張ってほしいです」とエールを送った。

自身は1月に手術した右拳が「まだミットとか軽く打てるぐらい。まだ100%では打てない」という状態であり、王座統一戦を希望する次戦は秋以降の見通し。IBF王者はシベナティ・ノンティンガ(南アフリカ)、WBO王者はジョナタン・ゴンザレス(プエルトリコ)だが、「どっちが来てもいい」と意気込んだ。

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