【試合詳細】5・18 スターダム横浜武道館大会 【ワンダー】安納サオリvs壮麗亜美 【AEW TBS】ウィロー・ナイチンゲールvs中野たむ 岩谷麻優&羽南vs藤本つかさ&中島安里紗 【ハイスピード】上谷沙弥vs飯田沙耶

『STARDOM Flashing champions 2024』
日程:2024年5月18日(土)
開始:16:00
会場:神奈川県・横浜武道館
観衆:927人

▼シングルマッチ 10分1本勝負
[Queens Quest]△妃南
10分0秒 時間切れ引き分け
[God‘s Eye]△八神蘭奈

▼スペシャルタッグマッチ 15分1本勝負
[CRAZY STAR]△鈴季すず/星来芽依
15分0秒 時間切れ引き分け
[チーム♡両思い]なつぽい/△ スターライト・キッド

▼シングルマッチ 20分1本勝負
[E neXus V]○舞華
9分41秒 みちのくドライバーII→片エビ固め
[E neXus V]●HANAKO

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
[E neXus V]白川未奈/ジーナ/●月山和香
13分12秒 ダイビング・ダブルニードロップ→体固め
○吏南/フキゲンです★/稲葉あずさ(JTO)

▼アーティスト・オブ・スターダム次期挑戦者決定ガントレットマッチ 時間無制限1本勝負
<1本目>
[Queens Quest]AZM/○レディ・C/天咲光由
5分47秒 チョークスラム→片エビ固め
[COSMIC ANGELS]水森由菜/●さくらあや/玖麗さやか

<2本目>
[Queens Quest]○AZM/レディ・C/天咲光由
3分43秒 反抗期クラッチ
[STARS]葉月/コグマ/●向後桃

<3本目>
[Queens Quest]AZM/レディ・C/●天咲光由
3分57秒 毒グモ・デス・ドロップ→片エビ固め
[大江戸隊]刀羅ナツコ/渡辺桃/○テクラ

<4本目>
[大江戸隊]刀羅ナツコ/○渡辺桃/テクラ
6分16秒 人でなしドライバー→エビ固め
[God‘s Eye]朱里/●小波/鹿島沙希
※大江戸隊が勝ち残り。

▼ハイスピード選手権試合 15分1本勝負
【王者/Queens Quest】○上谷沙弥
11分10秒 フランケンシュタイナー→エビ固め
【挑戦者/STARS】●飯田沙耶
※上谷が初防衛に成功。

▼スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
[STARS/アイコンタクト]岩谷麻優/●羽南
21分17秒 たいようちゃん☆ボム
[ベストフレンズ]○藤本つかさ(アイスリボン)/中島安里紗(SEAdLINNNG)

▼AEW TBS選手権試合 時間無制限1本勝負
【王者】○ウィロー・ナイチンゲール(AEW)
17分9秒 Babe With The Powerbomb→エビ固め
【挑戦者/COSMIC ANGELS】●中野たむ
※ナイチンゲールが2度目の防衛に成功。

▼ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
【王者/COSMIC ANGELS】○安納サオリ(フリー)
24分33秒 ジャパニーズ・オーシャン・スープレックス・ホールド
【挑戦者/God‘s Eye】●壮麗亜美
※安納が3度目の防衛に成功。

ベストフレンズと岩谷がついに対戦!藤本がアイスのリングでのIWGP戦を要求!安納が壮麗との死闘を制し白いベルトV3!たむがウィローからAEW TBS王座奪取ならず

第0試合

八神の低空タックルからグラウンドでのバックの取り合い、首の取り合いに。スタンド状態になりリストロックの応酬。八神がドロップキックを放つも妃南が倒れずお返しのドロップキック。
妃南はボディスラム3連発からキャメルクラッチ。さらにコーナーに振ろうとするが、八神が振り返して串刺しレッグラリアートからドロップキック。カバーに入ってから腕十字を狙うが、妃南が足を伸ばしてロープブレイク。
八神はロープに飛ぶが、妃南がカウンターの払い腰。八神は即座に起きてエルボーの猛連打。妃南が両手を広げて余裕で受け切り、お返しの強烈な一撃を胸板に叩き込む。互いに大振りのエルボーを受け合っていくが、八神がミドルキック連打で妃南をぶっ倒す。
八神はボディスラムから串刺し攻撃を狙うが、避けた妃南が串刺しジャンピングエルボーから飛びつき式ネックブリーカー。カバーに入ろうとしたところで八神が下から腕十字を狙うも、妃南が振り払ってワンハンド・バックブリーカー。続けて逆片エビ固めも八神はロープブレイク。八神はスクールボーイからビクトル式腕十字を決めるも、妃南が足を伸ばしてロープブレイク。
八神はハイキックを発射も、両手でガードした妃南が大外刈りから逆片エビ固め。八神がこれをブレイクすると、ロープに飛んだ妃南にゼロ戦キック。八神はバズソーキックを放つも、妃南がかわして変形パンプハンドルスラム。さらに投げようとするが、八神が首固め。妃南がカウント2で返して追撃を狙ったところで10分フルタイムドローのゴングが打ち鳴らされた。

第1試合

CRAZY STARとチーム♡両思いが激突。
星来とキッドの対面でゴング。星来のドロップキックをすかしたキッドが側転からドロップキック、コルバタとは夏も星来が華麗に着地。キッドが追撃のドロップキックをヒットさせて流れを掴む。
キッドはロープに飛ぶも、すずが入ってきて撹乱し合体フェイスクラッシャーからダブルの低空ドロップキック。星来がマスクの耳を掴んで捻り上げ、コーナーでの顔面踏みつけ。星来が串刺しドロップキックを10連発見舞う大盤振る舞いを見せ、すずにタッチ。
すずは「来いよオイ」と両手を広げて挑発。キッドがエルボーを打ち込んでいくも、すずは涼しい顔でキッドのマスクの耳を掴んで捻り上げ、ロープに振ってドロップキック。ダメ押しのエルボーで追撃して星来にタッチ。
星来はボディスラムからエルボー連打。ロープに振っていくが、キッドがブーメランアタックで一矢報いてなつぽいにタッチ。

なつぽいは星来にヘッドハンター、側転で撹乱してからアームドラッグ、ドロップキックと躍動。さらにロープに飛ぶが、すずが入ってきてカット。チーム♡両思いはダブルの側転ドロップキックですずを蹴散らす。なつぽいが星来に、キッドがすずに「一発喰らえ!」とその場飛びのプレス。なつぽいがロープに飛ぶも、星来が顔面をぶち抜くドロップキックでカウンター。すずにタッチ。
すずはなつぽいに串刺しバックエルボーから串刺しランニングニー。真っ向からのエルボー合戦が展開され、なつぽいが怒涛の連打で打ち勝つもすずが強烈な一撃でカウンター。すずはロープに飛ぶも、なつぽいが追走ドロップキック。さらに貫通ドロップキックで追撃し、コーナーに上がってダイビング・クロスボディを発射。すずはこれをブリッジでかわすトリッキーな回避技を見せ、ランニングニー。さらにハイキックを発射も、なつぽいがかわしながらのフックキックを見舞ってキッドにタッチ。
キッドは619から低空ドロップキック。ロープに飛んでいくも、星来が飛び込んできてすずとの合体ランニングニーからダブルの低空ドロップキック。すずは「SLK♪SLK♪」とキッドを真似てコールを煽り「一発喰らえ!」と叫ぶも、キッドがスクールボーイからマフラーホールド。すずは慌ててロープブレイク。
すずはサッカーボールキックでロープ際にふっ飛ばし、場外から助走をつけて地対空ドロップキック。すずがコーナーに上っていくも、キッドが雪崩式アームドラッグ。星来がカットに来るも、なつぽいが飛び込んできてトラースキックで場外へ撃退。なつぽいがコーナートップからプランチャで飛んでいき、2人まとめて圧殺。
キッドはすずにロコモーション式キッチャーマン。さらになつぽいとの合体アサイDDTを狙うが、星来がカットしてなつぽいにフットスタンプ。すずと星来が合体コードブレイカー&セントーンを見舞い、すずがキッドにジャーマン・スープレックス・ホールドを狙う。キッドが振り払ってゼロ戦キックも、すずは倒れずバズソーキック。星来がコーナーに上っていくが、なつぽいがカット。チーム♡両思いがスカイラブハリケーン式アサイDDTを決め、合体ジャーマン・スープレックス・ホールドからキッドムーンサルト・プレス。完璧に決まるも星来ががギリギリでカット。
星来がキッドにトラースキック、なつぽいにダイビング・ネックブリーカーも、なつぽいが耐えてぽい捨てジャーマン。すずがキッドに高角度ジャーマンも、キッドが即座に起きて後頭部への蒼魔刀。キッドはスター・スープレックス・ホールドを狙うが、すずが切り返してテキーラ・ショット。星来がコーナーに上ってのコードブレイカー+すずのジャーマン・スープレックス・ホールドの合体攻撃が決まるも、なつぽいがカット。その瞬間に15分フルタイムドローを告げるゴングが鳴った。

すずとキッドは互いの耳を掴み合いながら睨み合い、因縁を深めた。

<試合後コメント>

CRAZY STAR
すず「15分ドローだってよ」
星来「15分短いね」
すず「短いね。短いけどさ、最近スターライト・キッドは大江戸隊を抜けてすんごく楽しそうにしてるけどさあ?アイツホントは大江戸隊イヤだったんじゃねえ?」
星来「ワンチャンあるかもね(笑)」
すず「まあでもね、スターライト・キッドは闘ってもおもしれーし、こないだ組んでみてもまあまあ面白い。スターライト・キッドが今後どうなるか私は知ったこっちゃないけど、ちょっと楽しみに見といてやろうかな。ってことで今日は勝てなかったんで……」
星来「焼き肉、いこっか」
すず「いーの?!焼き肉禁止じゃねーのぉ?!」
星来「解禁解禁♪」
すず「いーの?!今日勝ってないけどぉ~?」

チーム♡両思い
キッド「今日のチーム♡両思いは、ALL TOGETHER日本武道館とは違うチーム♡両思いですけど、どうですか?!ちょっと揃えてみちゃった♪」
なつぽい「黄色~♪めっっちゃ似合う!なんか懐かしいね!」
キッド「3年ぶりに着ちゃったよ(笑)これも今だから出来る自由なSLK。ウチら日本武道館が初タッグだと思ってたけど違ったみたい。多分2015年のデビューしたてくらいのときに2人でリング上でポーズしてる写真があったの。だからこれ3回目のタッグかも」
なつぽい「もっとやってる感じするわ~」
キッド「チーム♡両思い、日本武道館と横浜武道館。すごくない?」
なつぽい「負けてないからね」
キッド「そうだよ。しかも今日前タッグチャンピオンから」
なつぽい「タッグ屋代表と言っていいほどタッグチャンピオンと、今の、元タッグパート……んにゃ」
キッド「ちゃんと喋れ!(笑)」
なつぽい「タッグチャンピオン!(笑)そのすごいタッグにウチらはドローだったってことだもんね!単なる即席じゃないような気がする!」
キッド「負けてないからね。ここまで仕上げたからね。だからこそステップアップしていけちゃうタッグかもなんて思っちゃったりしたんだけど、まず私は自由に楽しむことが一番。またこのタッグが組めるかどうか分からないけど。私、たむちゃんからもラブコール受けてるんだよねえ?」
なつぽい「知ってるよぉ。見ましたよぉ」
キッド「これ、三角関係になっちゃうかも知れない(笑)」
なつぽい「ぽいは別に組めばいいと思うよ?組みたい人と組めばいいと思う。キっちゃんがどういう判断をするか、ぽいは楽しみにしてる!」
キッド「今日のタッグは私の答えの中の+1になった。また出来るときがくるかな~?」
なつぽい「くるかな~?」
2人「「チーム♡両思い~♪」」
なつぽい「ばいぽ~い♪」
キッド「ばいぽいって何?!」

第2試合

HANAKOが気合十分で握手を求めると、舞華はゆっくりと応じる。
ゴングが鳴るやいなや2人同時に突っ込んでいってショルダータックルでのぶつかり合いを展開。体格に勝るHANAKOが終始優勢を維持して全力の一撃で吹っ飛ばすも、舞華は場外で間を取って追撃を許さず。焦れたHANAKOが場外へ追っていこうとすると、入れ替わりにリングに入った舞華がHANAKOを場外へと突き落とす。
舞華は場外でHANAKOを痛めつけ、リングに戻してからは執拗に背中を踏みつける。舞華はHANAKOに好きなようにエルボーを打たせ、「効かねえよ。もっと来い!」と発破をかけつつ強烈な一撃で黙らせる。舞華がコーナーを使った攻撃を試みるも、HANAKOはキャッチして担ぎ、やり投げから串刺しスプラッシュ、ショルダータックルと連撃。さらにボディスラム2連打からダブルニードロップを発射も、かわした舞華がスライディングラリアット。真っ向からのエルボー合戦が展開され、舞華が「もっと!来いよもっと!来いって!もっとだよ!」と発破をかけながらボコボコに。

一度は膝をついたHANAKOだったが、怒涛の猛連打で期待に応えロープに飛んでビッグブート。続けてブレーンバスターからアルゼンチン・バックブリーカー。そのままコーナーに乗せて雪崩式ブレーンバスターで叩きつけ、バックドロップを狙う。着地した舞華がラリアットでなぎ倒すも、HANAKOは屈さずハイアングル・バックドロップ。さらにアルゼンチン・バックブリーカー、ひめかから継承したJPコースターと連撃してロープに飛ぶが、舞華がカウンターのローリング・ラリアット。
舞華は炎華落としから後頭部への串刺しラリアット。さらにひめかボムからみちのくドライバーIIで突き刺して3カウント。互いにひめかへの思いを感じさせる試合を見せた。

<試合後コメント>

舞華&HANAKO
この個がデビューしたときくらいから、お前は勝ち負けに拘るよね。勝利しや奴が正義かも知れないけど、お前は負けて何をした?ん?負けた奴は勝利以上の勝ちのあるものを身体に吸収して強くなるんだよ。お前は負けて悔しくて、ジダバタもがいてるだけ。そこに手を差し伸べてくれるやつもいれば……まあそんな奴はただのお人好しよ。まあ、私(舞華)みたいになりたいとか、思わなくていいよ。お前はお前なんだよ。お前にしかない才能がある。そして、お前はもっともっと自分に自信を持て。自信を持てる何かをお前がしっかりと掴まない限りは、ず~っとおんなじことの繰り返しだよ?感情をちょっとずつ表に出してきたと思うけどさ。まだまだまだまだ。今日何度私に『もっと来い』って言われた?対戦相手、こんなに『もっと来い』って言うやついないよ?そんだけ、お前は図体がでかいのに全然なにも出来てない。なにも身体で表現できてない。悔しかったらお前の中にある正義をリング上でお前の身体を使って、それが正義だってことを皆に、そして私たちに見せつけてよ。どうだった、今日?」
HANAKO「闘ってみて、舞華さんはすごく高い壁だって思いました。私は5日舞華山を超えてスターダムのトップに立ちたいって思ってたけど、今のままじゃ全然足元にも及んでなくて。たしかに舞華さんみたいになりたいって憧れてるだけじゃ超えられるはずがないんで、自分で自分のなりたい姿、理想像を確認して、舞華さんのもとで頑張りたいって思いました」
舞華「真面目か!」
HANAKO「すみません……」
舞華「真面目かよ!まあ今、全員見たでしょ?聞いたでしょ?言ったからにはやらないといけないからね。お前はもっともっと修業が必要だな。E neXus Vは今や白川がアメリカで頑張ったりと世界で羽ばたいてる。私たちも想像を超えてそろそろ世界に行っちゃおうよ。お前にとっても絶対に世界は経験になるよ思うよ。ってことで、私たちはこれからも皆さんの、そしてファンの方たち、レスラーすらも想像を超えた世界につれていきたいと思うので。E neXus V is Here!……まあお前も強くなったよ」

第3試合

月山とフキゲンの対面でゴング。
フキゲンがロックアップをスカして「デース♪」とアピールも、月山がカットしてドロップキック。場内からは月山にブーイングが飛ぶ。月山はフキゲンにヒップバッドを連打も、吏南がカットし2人でビッグブート。あずさも加わって3人でエアタバコを吹かす。
代わる吏南は月山にヘアホイップから「このクソババア!」と顔面踏みつけ。カットに来た白河もあずさが捕らえて顔面踏みつけ。あずさがタッチを受ける。
あずさは月山にボディスラム4連発からフキゲンにタッチ。
フキゲンは月山の頭を東スポで引っ叩いてロープに飛ぶが、月山は追走してコンプリートショット。ジーナにタッチ。
ジーナはフキゲンのコルバタをキャッチしてアルゼンチン・バックブリーカー。フキゲンが着地すると、ジーナが延髄切りからトルネードクラッチの形で転がして側頭部にトラースキック。吏南がカットしてフキゲンと2人で向かっていくが、ジーナは吏南にカサドーラからの逆逆エビ固め、さらにカットに来たフキゲンをゴリースペシャルで固めるダブルサブミッション。ジーナはフキゲンにラリアットを発射も、かわしたフキゲンがサミングから「ブレーンバスターデース★」とアピールし、本当にブレーンバスターで投げきる。両者タッチ。
白川とあずさの対面。ロープに飛ぶ白川の顔面を二段蹴りでぶち抜いたあずさがサッカーボールキック。さらにPKを発射も、かわした白川がセクシーポーズで挑発し、水面蹴りからサッカーボールキックでお返し。足を止めてのエルボー合戦が展開され、ストレート掌底でこれを制したあずさがサッカーボールキック。さらにアンクルロックで捕らえるも、白川がローリングして抜け出しながら足4の字固めで切り返す。これは吏南&フキゲンがカット。白川はニークラッシャーを連打して低空ドロップキックを狙うも、あずさがカウンターの前蹴りを見舞って吏南にタッチ。
吏南は白川にビッグブートから低空ドロップキック。さらに串刺し攻撃を狙うも、白川がエプロンへと回避しエルボーからジャンピングハイキック。月山にタッチ。
月山はミサイルキックからランニングヒップアタック。さらにジーナ&白川の合体ボディプレス、ジーナ&月山の合体ヒップドロップが決まる。さらに追撃を狙うも、フキゲンがカットに入り、フキゲンのサミングから吏南のノーザンライト・スープレックス・ホールド。吏南は月山に卍固めも、ジーナがトラースキックでカット。ジーナが月山に串刺しスプラッシュ、白川が吏南にカーフ・ブランディング、月山が極楽ドンを見舞うもあずさ&フキゲンがカット。
月山はロープに飛ぶが、吏南がカウンターの払い腰。さらにリバース・スープレックスからゴリーボムを狙うが、月山がバックスライド&首固めで粘りに粘る。吏南がビッグブートで黙らせ、コーナーに上ってダイビング・ダブルニードロップを発射。これを月山がかわしたところに白川がローリングエルボー。月山がオースイ・スープレックスもフキゲンがカット。あずさのトラースキック&ジャーマンから吏南がダイビング・ダブルニードロップを突き刺して3カウントを奪った。

<試合後コメント>

吏南&フキゲンです★&稲葉あずさ
吏南「横浜武道館、しっかり私が3獲りました。今日はね、あずさちゃんと初めてタッグだったんだけど、いいんじゃない?どうだった?」
あずさ「いいんじゃない?これからババア狩り、スタートしていきますか」
吏南「そうだねー。スタートしていこうか。今日の餌食は白川未奈と月山和香。オイ!スターダムにいるババアども、お前らよく覚えとけ!以上だ!」
あずさ「覚えとけ覚えとけ」
フキゲン「デース!★」

第4試合

1試合目はコズエンとQQの組み合わせでスタート。
AZMと水森の対面でゴング。ロックアップでの力比べは水森が圧勝。リストロックの応酬からアームドラッグの攻防を経てクリーンブレイク。AZMがコーナーに上るも水森がエルボーで落とす。AZMは即座にリングに戻りながら丸め込み、低空ドロップキックで追撃。さらにロープに振ろうとするが、水森が変形スクールボーイから足を絡めて逆エビ固め。さらに両脇から玖麗&さくらが両腕を固める。レディ&天咲がカットして玖麗&さくらを排除。02lineが玖麗をロープワークで翻弄しダブルドロップキック。
天咲が玖麗に高角度DDTを狙うが、振り払った玖麗が雄叫びを上げながらエルボー連打。天咲が連打でお返ししてロープに振るも、玖麗はドロップキック。さらに追撃を狙うが、天咲が巻き取ってDDT。天咲がロープに飛ぶが、水森&さくらがカットに入り、玖麗&さくらがダブルドロップキック、続けて水森がスライディングラリアット。コズエンはQQをリング中央でぶつけ、水森がレディにダイビングショルダー、玖麗がミサイルキック。さくらがダイビングニーアタック。

さくらとレディの対面。さくらがミドルキック連打でコーナーに詰めていくが、レディがエプロンに回避し、QQのトリプル串刺しキック。レディがビッグブートを発射も、さくらがかわしてミドルキック。さくらがハイキックを発射も、レディが回避し、その瞬間にAZMが真横からミサイルキック。レディが串刺しブートからチョークスラムで叩きつけてさくらから3カウントを奪った。

3組目として入場してきたのはSTARS。QQvsSTARSの組み合わせに。
STARSの奇襲から試合開始。疲労しているレディを捕まえ、FWCの連携から向後のドロップキック、STARS3人でのトリプル低空ドロップキック。さらに葉月がレディに顔面ウォッシュから串刺しバックエルボー。続けてダイビング・コードブレイカーを発射も、キャッチしたレディがそのままジャイアントスイングで10回転。
AZMと向後の対面。ロープワークの攻防から向後がヘッドシザーズ・ホイップ。AZMは追撃をキャッチしてブレーンバスター。向後はエプロンへと抜け出しながらブーメランアタック。続けて619を発射。さらにFWCも交えて合体フェイスクラッシャーを狙うも、QQが総出でカット。AZMがコグマにあずみ寿司も向後がトラースキックでカット。天咲がFWCを急角度DDTで排除。向後が天咲をスワンダイブ式ミサイルキックで排除。向後が天咲にネクターピーチを狙うが、カットしたAZMがレッグロールクラッチで丸め込んで3カウント。

4組目は大江戸隊。QQvs大江戸隊の組み合わせに。
大江戸隊の奇襲から試合開始。大江戸隊が天咲を袋叩きにしていく中、桃のボディスラムからナツコのセントーン、バックフリップが連続で決まる。ナツコは天咲を場外に放り出そうとするが、レディがカットしてランニング・ネックブリーカー・ドロップ。桃&テクラがカットに来るも、天咲はテクラを踏み台に桃へスイングDDT。AZMがレディの上に乗って桃へファンタスティックフリップ式フットスタンプ。続けてQQの3人で桃に低空ドロップキックを発射も、かわした桃がサッカーボールキック。大江戸隊の面々がQQを場外に引きずり出し、観客席に叩き込みながら暴行。
天咲が集中砲火を浴び、ぐったりした状態でリングに放り込まれる。テクラがスピアーから毒グモ・デス・ドロップで叩きつけて天咲から3カウントを奪った。

5組目はGod’s Eye。大江戸隊vsGod’s Eyeの組み合わせに。
God’s Eyeの入場中に大江戸隊が花道で奇襲してゴング。テクラが鹿島をリングに放り込んでいたぶり、鹿島は必死の命乞い。テクラは構わず側頭部へのトラースキック。さらに大江戸隊3人でOTRさせようとするが、鹿島がフェイスクラッシャーで切り返す。
God’s Eyeがトレイン攻撃。朱里&小波が師弟連携のサッカーボールキック&ダブル低空ドロップキックをナツコに叩き込む。
朱里とナツコの対面。朱里が腕十字から腕固めに捕らえるも、テクラが後頭部へのスレッジハンマーを見舞ってカット。テクラが朱里の側頭部へのトラースキックからロープに飛ぶも、エルボーを巻き取った朱里が脇固め。テクラは前転して脱出しバズソーキック。さらにコーナーに振って大江戸隊3人でトレイン攻撃。テクラが強烈なエルボーで朱里をダウンさせるも、鹿島がランニングニーでカット。小波が出ていって桃と対面。
桃と小波がミドルキックで打ち合っていき、打ち勝った小波が貫通ランニングニーを発射。桃が回避し、テクラがエプロンから一撃。さらにナツコがキャノンボール、桃がダブルニーアタックと連撃。桃は小波をロープに引っ掛けてからハイキック。そのままOTRさせようとするが、小波はその腕をキャッチしてぶら下がり式腕十字。小波はコーナーに上ってミサイルキック。小波のジャーマン・スープレックスから朱里とのサンドイッチ式サッカーボールキック。さらにGod’s Eyeの3人がトリプルドロップキックを狙うも、ナツコ&テクラが足払いで妨害。小波が1人で突っ込んでいくが、桃がキャッチして人でなしドライバーで突き刺してそのまま3カウント。
大江戸隊が勝ち残り、アーティスト・オブ・スターダム王座挑戦権を掴み取った。

<試合後コメント>

刀羅ナツコ&渡辺桃&テクラ
ナツコ「今日は、アーティストの次期挑戦者を決める試合だっけ?なんていうか、やりがいがないっつーかさ。E neXus Vのベルトを持ってる3人でくるならまだしも、とりあえず共ユニットの中で3人集まれるやつをなんとなく集めて。ウチらいつもこの3人でやってただろ?GWはこの3人で全勝してきたよ。他の奴らは?何も感じなかった。何回やっても同じだし、逆に、こんなこと言いたかないけど、E neXus Vとのアーティスト戦の方が楽しみだよ。残念だよ私は。どう?」
桃「全てその通り。雑魚どもしかいない。それだけ」
テクラ「E neXus V、ザンネンデスネー」

朱里&鹿島沙希&小波
小波「朱里さん、鹿島沙希、ホントにごめんなさい。私がGod’s Eyeに戻ってきて、今一番God‘s Eyeに勢いが必要って分かってるし、今どうしてもここでベルトを勝ち取りたかった。でも私の不甲斐なさで負けてしまって本当に申し訳ないです」
朱里「みんなでまたベルト取りに行こう。God’s Eye、絶対ベルト手に入れます」

第5試合

ゴングと同時に飯田が突っ込んでいき、上谷がひらりひらりとかわしていく。飯田がリフトアップスラムを狙うも上谷はアームドラッグで切り返してポーズを決めるも、飯田がドロップキック。上谷もドロップキックで迎撃して正面衝突。互いに距離を取ってニヤリと笑う。
上谷が「来いよ!」とはるか上から手4つを求める。飯田は頑張っても手が届かないでいたが、スクワットで脚力を強化し、ジャンプして手を掴む。筋肉で制圧した飯田はそのままジャンピングダブルチョップで叩き伏せ、上谷を場外へと放り捨ててエプロンからのダイビング・ショルダー。

上谷がよろよろとリングに戻ってくると、飯田はスリーパーホールド。さらにロープにくくりつけてからマシンガンチョップ。飯田はスライディングバックエルボーからボディエルボー、マッケンローと連打。さらにロープに飛ぶが、上谷がフットスタンプで迎撃。
上谷は串刺しジャンピングニーからスライディングキック。さらにノーザンライト・スープレックスを狙うが、飯田が振り払ってエルボー合戦へといざなう。
真っ向からの打ち合いが続き、上谷が打ち勝つも飯田がチンクラッシャーからヘッドシザーズ・ホイップ。飯田は串刺しランニングエルボーからスパインバスター。さらに飯田は飯田岩を発射も、上谷が自ら回転して抜け出し旋風脚。飯田の飯田橋を切り返して上谷が丸め込み、2人で激しいカバーの応酬。上谷がカニバサミクラッチからさらに丸め込み、二段蹴りやスピンキックを放つも、かわした飯田がレッグロールクラッチ。さらにスピアーをぶっ刺してから飯田橋を狙うも、上谷が下から蹴り上げて阻止。その反動でロープに飛んだ飯田がスライディングラリアットから串刺しラリアット。さらにラリアットを狙うも上谷がスワンダイブでかわしてロープに飛ぶ。飯田もロープに飛んでラリアットで上谷を一回転させ、ノーザンライト・スープレックス・ホールドから必殺の垂直落下式ブレーンバスターを狙う。上谷は着地してビッグブート、スピンキック、旋風脚と連撃し、スター・クラッシャーを狙うも飯田がブレーンバスターで切り返す。
飯田はロープに飛んでラリアットを狙うも、これを待ち構えていた上谷がフランケンシュタイナーからのエビ固めで3カウントを奪った。

試合後、2人は両手でしっかり握手を交わしながら笑顔に。正々堂々の闘いの後に清々しい幕引きを見せた。

<試合後コメント>

飯田沙耶
「ハイスピード、お前が新しくそのハイスピードというチャンピオンの道。今日闘って歴代のチャンピオンたちが防衛ロードを築けるような気がしたよ、上谷なら。その防衛ロードに私はまた挑むよ。お前の眼の前にまた立って、また今日とは違う飯田沙耶、ハイスピードゴリラを見せてやるから。フェニックス!お前早かったけど、飯田も中々だったろ?また次、挑戦させてくれ」

上谷沙弥
「ハーイ♪みんな見てましたか?ハイスピード・フェニックス!速くて華麗で、そして情熱的で!でも、そんな試合ができたのは相手が飯田沙耶だったから。それは間違いない。どう、飯田?もっと欲しくなったでしょ?このハイスピードのベルト!私たちの可能性は無限大(※∞のポーズ)。なんだって出来るし、なんだってなれる。お前のゆく道全て私が立ちはだかってやるから。今日みたいな熱い戦い、またやろう!そしてハイスピードのベルト、これからも私色に染めて、Queens Questを私がしっかり引っ張っていくんで。まだまだ皆さん見ていてください、ハイスピード・フェニックスの絶景を!」

第6試合

岩谷と藤本の対面でゴング。会場全体に響く「麻優」コールに藤本は不満顔。
リストロックの応酬からヘッドロックの奪い合いを経てクリーンブレイク。再び組み合い、岩谷がヘッドシザーズ・ホイップからの低空ドロップキックで先制。羽南にタッチ。
アイコンタクトの2人が藤本をロープに振って翻弄し、羽南のジャンピングニーから2人でダブルドロップキック。藤本はヘアホイップからサッカーボールキック。さらにヘアホイップで放り捨てて中島にタッチ。
中島は「このクソガキが!」とヘアホイップを3連発。コーナーに叩きつけて顔面をガシガシ踏みつけていくと、場内からはブーイングが飛ぶ。さらに中島はヘアホイップから顔面にガッツリと靴底をめり込ませる低空ドロップキック。藤本にタッチ。

藤本は羽南に卍固めも、岩谷がカット。藤本は羽南をロープにくくりつけての串刺しドロップキック。中島にタッチ。

中島は「どうしたオラ!羽南!」と顔面を蹴りつつえげつないエルボー。さらに串刺しドロップキックを狙うも、羽南がブーメランアタックで切り返して岩谷にタッチ。
岩谷は中島にドロップキック2連打。さらにエルボーを連打してロープに飛ぶが、藤本がエプロンから一撃入れてカット。ベストフレンズが2人で向かっていくも、岩谷がロープを踏み台にしたアームドラッグで2人まとめて放り捨て、ドロップキックで吹っ飛ばす。岩谷は中島にスクールボーイから「バカタレ!」とバカタレスライディングキックを顔面にしっかりとめり込ませる。さらに岩谷がノーザンライト・スープレックス・ホールドからカサドーラを狙うが、中島がぶっこ抜いてジャーマン・スープレックス。さらに顔面ウォッシュからジャーマン・スープレックス。藤本にタッチ。

藤本はコーナーに駆け上って岩谷みミサイルキック。中島も対角コーナーからミサイルキックを叩き込み、2人でクラウチングスタートで飛び出しての串刺しドロップキック。藤本はジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックス・ホールドを狙うが、岩谷が慌てて着地して投げっぱなしジャーマンから側頭部へのトラースキック。中島が入ってきて岩谷に投げっぱなしジャーマン。さらに藤本が貫通ドロップキックから中島にタッチ。

中島が容赦なく岩谷の顔面をゲシゲシ蹴りつけていくと、岩谷は真顔で静かにキレる。
岩谷がハイキックを放つも、中島がキャッチしてレッグロック・スープレックス。コーナーに上っていくが、羽南が必死にカット。その間に復活した岩谷が雪崩式フランケンシュタイナーを狙うが、藤本が地対空ドロップキックで阻止。
中島は岩谷をコーナーで宙吊りにし、藤本がダイビングフットスタンプ。中島もダイビングフットスタンプをガッツリと腹部に突き刺す。

中島がドラゴン・スープレックスを狙うが、岩谷が振り払ってフライング・フォアアーム。先に起きた中島だったが、岩谷が強烈なエルボー&トラースキック。さらにフロッグ・スプラッシュから羽南にタッチ。

羽南はスライディング・エルボースマッシュを猛連打も、中島は「ナメんな!」とえっぐいエルボーの乱れ打ちで返礼。羽南はグロッキー状態に。ロープに飛ぶ中島だったが、羽南がカウンターの払い腰から飛びつき腕十字。これは藤本がカットも、岩谷が即座に排除。
羽南はマウントエルボー連打からロープに飛ぶも、中島がカウンターのビッグブートからドラゴン・スープレックス。藤本にタッチ。

藤本が引き起こそうとするも、羽南はふらついて起き上がれず。
藤本は構わずサッカーボールキックを猛連打。中島も顔面を容赦なく蹴りつけ、中島のジャーマンから藤本がジャックナイフ式エビ固めも2。藤本は串刺し攻撃を狙うも、岩谷がカットに入りダブルの串刺しエルボーからサンドイッチ式低空ドロップキック。羽南が藤本に変形マフラーホールドを狙うも、決まり切る前に中島が顔を蹴ってカット。
アイコンタクトがロープに飛ぶも、ベストフレンズがドロップキックの編隊飛行で場外へと蹴落とす。続けてベストフレンズがプランチャの編隊飛行を狙うが、羽南が投げ落とし、岩谷のトペ・スイシーダ&羽南のプランチャの編隊飛行。
羽南は藤本をリングに放り込み、フェイマサーから岩谷と2人で合体フェイスバスター。さらに羽南がブロックバスター・ホールドも中島がカット。羽南が必殺のバックドロップを狙うも、藤本がカサドーラからのサッカーボールキック。さらに中島がカサドーラからのフットスタンプ。ベストフレンズがサンドイッチ式サッカーボールキックから藤本が極楽固め。これは岩谷が背後からのサッカーボールキックでカット。

岩谷が藤本の髪を掴んで引き剥がし、エルボー合戦。藤本が延髄切りで制し、羽南のエルボーを受けても一歩ずつ前に進んで見せるという圧倒的強さを誇示。さらに張り手でふっ飛ばしてロープに飛ぶも、羽南がバックを取ってバックドロップ。さらにバックドロップ・ホールドを狙うも藤本が着地 中島のエルボーから藤本がウラカン・ラナ。さらにサッカーボールキック、PKも岩谷がカット。

藤本がインフィニティも、岩谷がカット。藤本が岩谷にジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックス・ホールド。さらに中島がダイビング・ダブルニードロップを見舞って岩谷を排除。
藤本はたいようちゃん☆ボムを狙うが、振り払った羽南がセブンティーン。さらにロープに飛ぶが藤本がカウンターの延髄切り。藤本が羽南をたいようちゃん☆ボムで叩きつけて3カウントを奪った。

岩谷が号泣しながらマイクを取る。

岩谷「ベストフレンズ、めちゃくちゃ強すぎるって!ちょっと、久しぶりに心が折れました……。まだまだ、まだまだやっぱりスターダムでやり残したこと、たくさんあるんだって実感しました。自分より強い相手、必ず倒す!だから!次、藤本つかさ!IWGPかけて私と闘ってください!」
藤本「分かってるよ。岩谷麻優はこんなもんじゃないって。分かってる。(※岩谷がIWGP女子のベルトを持ってきていないのに気付いて)是非、そのベルト……どのベルト?今日は無いけど、IWGP是非やらせてください。だけど1つ条件があります。次、対戦するときはウチのリングに来い!」
岩谷「もちろん!いつでもどこでも……ゲホッ!……どこでも!貴女と闘えるならどこのリングでもいい!あと、会社に任せます。あと!中島安里紗!お前ッ!多分肋骨折れたわッ!お前のフットスタンプのせいでっ!肋骨絶対ヤバいって!お前ッ!引退!先延ばしにしろよお前!」
中島「引退先延ばしにしねーからよォ、後3ヶ月、待ってってから。お前じゃなくてもいーや。スターダム、今日のところはウチらの圧勝っつーことで。3ヶ月、待ってるから。リングはスターダム、アイスリボンだけじゃない。SEAdLINNNGもあるんで、そこんとこ!」

<試合後コメント>

ベストフレンズ
藤本「なんか、ゾンビと言われてるだけあって、やってもやっても壊れないっていうのは分かったから、どんどんやるのが楽しくなっちゃって。結果、ボコボコにしちゃいました♪」
中島「でもちょっと、私的には。多分今日がスターダムラストだったと思うんですけど、ちょっと物足りなかったので。『これで終わりでいいのかな、アイツら?』っていう。私は別にいいけどアイツらはこれで終わりでいいのかなって気持ちでいっぱいですね」
藤本「こんだけ関わってなかった期間が長かったので、全く噛み合わなかったところもあったし、やっぱりプロレスラーだなってところもあったし。私は色んな意味で楽しかったです。羽南に対しても骨のある奴だなと思ったし。でも、これが多分羽南に対しても最後だと思うので。これからがんばってくださいって感じですね。でもIWGP、まさか私は期間限定復帰なんですけど、こうやって指名されるとは思わなかったので。でもいただけるものはいただこうかなと。でも、今日ベルト持ってなかったよね?」
中島「あっ、そうなんだ。そういうとこじゃない?結局。そういうとこでチャンピオンとしての資質がみえるんじゃないかなと思いますね」

――スターダムの“今”を感じられたか
藤本「そういう意味では、羽南がそこにいることが納得というか。今は安納とかともシングルやったりしてて活躍してるなと思いますけど。でも今日の試合が全てだと思います」

――IWGP戦の舞台はアイスリボンのリングで、という条件をつけた
藤本「毎回私たちがスターダムのリングに上がるのもフェアじゃないというか、どーしてもやりたいんだったら、次はウチに来いと。ウチに上がる度胸があるのかと。それを問いたいと思います」

アイコンタクト
岩谷「ああ、完敗!久しぶりに。強かったね、ベストフレンズ」
羽南「すみません、ほんとに……」
岩谷「いやいやいや!あれが長年のパートナーなのか、色んな歴史を作ってずっと歩んできたあの2人、そう簡単には倒せなかった」
羽南「でも、これで終わりになるのはイヤです。もう引退されちゃうから、次がない可能性が高いから。でも麻優さんとのタッグ力をもっと上げたいと思ったし、自分がすごい力不足で、ホントにすみませんでした」
岩谷「違う。逆に今日は羽南に引っ張ってもらった。動けなかった。ホントに。アイツら……いや、あの人達、危なすぎるよ。怖いって。またこのアイコンタクトとして超えなきゃいけないチームが見つかったし、今のスターダムのアイコン、そして未来のアイコン。この2人、まだまだ先しか無いね。まだ登っていく壁、見つけたから。自分たちがこれからのタッグの未来、創っていこう!必ず!必ずやり返すから。それまで引退するなよ!中島安里紗!」
羽南「私は絶対次に繋げるんで。全部。これも全部未来のためのステップにして見せるので。アイコンタクト、これからもお願いします」
岩谷「お願いします!」

第7試合

試合前には、しっかりと握手を交わしながら見つめ合ってからゴング。
ロックアップでの力比べはウィローが圧倒。たむが巨漢殺しの定石たるローキックの連打で畳み掛けるも、ウィローは笑顔でキャッチ。たむがビンタで振り払ってアームドラッグを狙うも、ウィローが圧倒的パワーで耐えてショルダータックルからクロスボディ。たむがロープに飛ぶも、ウィローがカウンターのビッグブートからエルボードロップ。
ウィローが串刺しバックエルボー&串刺しラリアット、ミサイルキックと連撃。さらにボディスラムからひねりを加えたバックフリップ。さらに変形プルマ・ブランカから水車落とし、ストマックブロックと連撃。さらにブレーンバスターを狙うが、着地したたむが丸め込みつつバイオレット・シューティング。たむはエルボーを連打も、ウィローは涼しい顔で串刺しスプラッシュ。さらにコーナーに上るが、たむがトラースキックで場外に蹴落とし、プランチャで飛んでいく。
たむはウィローをリングに戻してミドルキック連打からWWニー。さらにジャーマン・スープレックスを狙うが、ウィローが振り払ってデスバレーボムを狙う。たむが着地し、ウィローのヒップドロップをかわして後頭部へのバイオレット・シューティング。さらに腕も固めるクルックヘッドシザースで捕らえるも、驚異的な膂力で持ち上げたウィローがコーナーに叩きつけて脱出。

ウィローがたむをコーナーに上げ、雪崩式ブレーンバスター。続けてロコモーション式でフィッシャーマン・バスター。ウィローが引き起こそうとするも、たむは下から蹴り上げて拒否し、顔面に強烈なビンタ。ウィローは「カモン!タム!」と両手を広げてビンタを受けきり、胸板に強烈なチョップを見舞ってお返し。たむのビンタとウィローのチョップの応酬が続き、たむがロープに飛ぶとウィローは横殴りの交通事故タックル。

ウィローはコーナーに上っていくが、たむが雪崩式ジャーマン・スープレックス。さらにバイオレット・シューティングを狙うが、ウィローがキャッチしてスパインバスター。ウィローがロープに飛ぶが、たむはトラースキック。倒れず耐えたウィローがビッグブートからぶっこ抜きブレーンバスターを狙うが、たむがフロントネックロックで切り返す。そのままグラウンドに組み伏せて脇固め、さらに足で左腕をハンマーロックで固めながらの逆片エビ固め。ウィローはなんとかロープへ。

たむは投げっぱなしジャーマンからハイキック、ジャーマン・スープレックス・ホールド、バイオレット・シューティング、後頭部へのバイオレット・シューティング、側頭部へのバイオレット・シューティングと連撃。さらにタイガー・スープレックス・ホールドでしっかり投げきるもカウントは2。
たむはトワイライト・ドリームを狙うが、ウィローが全力で抵抗。たむは一旦離してかかと落としを見舞い、コーナーに上る。ウィローがすっくと起き上がってたむを担ぎ、ブロックバスターからラリアット。たむは雄叫びを上げながら立ち上がるも、ウィローがラリアットで黙らせる。またもたむが雄叫びを上げながら立ち上がるも、ウィローがラリアットで黙らせる。ウィローはキャノンボールからドクターボムを狙うが、たむがフランケンシュタイナーで切り返してロープに飛ぶが、ウィローがカウンターのラリアットからデスバレーボム。さらにライガーボムで叩きつけて3カウントを奪った。

ウィローはたむを助け起こして握手を求める。たむはその手を握り返しつつも“あっかんべー”をして見せ、人差し指を立てていつかの再戦を求めた。

<試合後コメント>

ウィロー・ナイチンゲール
「厳密に言えばこれが初めてのスターダムではないけど、日本では初めてになるのかな?たむはとても強くて速い。皆が貴女を愛する理由がよくわかった。そのカワイイ顔を引っ叩いて、マットに突き刺してしまうのはちょっとかわいそうかなとも思ったけど、これがAEW TBS王座の闘い。私がここに来たのはAEW TBS王座の価値を示すため。彼女は私のために、AEW TBS王座を輝かせるために必死に闘ってくれた。……ああ、私もたむに夢中ね。このクレイジーなビジネスにどっぷり浸かった私たちだもの。これで終わりじゃないでしょう?今日は、私が勝っただけ」

中野たむ
「……前髪ある?かわい……くないですよね?途中でカラコン取れて、1個だけ。何も見えない。カワイイ?ブスですか?ああ、ウィロー・ナイチンゲール、かわいくて強かった!世界ってスゴいなあ。でもね、今日負けたけど、だからこそっていうかより一層あのベルトが魅力的に見えた。チャンピオンになって26日アメリカで試合してやるって思ってたけど、26日、モネから防衛して、ウィロー、もう1回挑戦させてよ!スゴイ悔しいけど、意外と落ち込んでません。全然落ち込んでません。落ち込んだこと無いから。とんでもない地獄、たくさん見てきたんでね。まだまだ這い上がりますよ。絶対タムロード、こっからなんで。まだやんなきゃいけないこともあるからね。ありがとうございました」

第8試合

ゴングが鳴ると、しばらく動かず見つめ合った後にゆっくりと距離を詰めていく。互いに攻撃をかわし合うスピーディーな攻防から壮麗がショルダータックルでなぎ倒し、セカンドコーナー上に寝かせて串刺しスプラッシュ。さらに逆エビ固め、ロープを絡めたスタンド式のキャメルクラッチと猛攻。続けて安納をロープにくくりつけたまま逆水平チョップを猛連打。
壮麗はエプロン上でのブレーンバスターを狙うが、安納が着地してエルボー合戦へと持ち込む。打ち勝った安納がブリッジ式首4の字固め。さらに貫通ビッグブートから挑発的に顔面を蹴りつけたり軽いビンタを見舞っていく。
安納が「どうした!」と強めのビンタを放つと、ブチ切れた壮麗がコーナーに叩きつけてガムシャラなエルボー乱れ打ちからヘアホイップ連発。安納が場外に逃れると壮麗がすぐに追っていき、観客席に叩き込んだり場外ボディスラムを決めたりと大暴れ。
壮麗は安納をリングに上げてマウントエルボー猛連打。さらに髪を掴んで引き起こし、コーナーに叩きつけてダブルチョップ、アルゼンチン・バックブリーカーと連撃。コーナーに宙吊りにして串刺しスプラッシュを見舞うも、追撃を逃れた安納がスライディングキックからかかと落とし。
2人はふらふらと起き上がり、真っ向から胸板をエルボーで打ち合っていく。壮麗は全力フルスイングのビンタで耳をひっぱたいて安納をダウンさせる。安納が起き上がってくると、壮麗は再び全力ビンタ。キレた安納がビンタの乱れ打ちからコーナーに上って行くが、壮麗が雪崩式ブレーンバスター、串刺しスプラッシュ。さらにコーナーに上げていくが、安納が着地して雪崩式フィッシャーマンズ・スープレックス。壮麗もブレーンバスターで切り返していくが、安納はさらにフィッシャーマンズ・スープレックスから延髄切り。ロープに飛ぶが、壮麗がカウンターのラリアットで叩き伏せる。
壮麗は雄叫びを上げながらマウントエルボーを猛連打。安納はダブルアーム・スープレックス・ホールドから足でスリーパーホールドに捕らえながらの腕固めという複合ジャベ。さらに安納がコーナーに上ってミサイルキック。2発目を発射も、かわして自爆させた壮麗がコンバイン。長時間捕らえてギブアップを迫っていくが、安納はなんとかロープを掴む。

壮麗はクロスアーム式アルゼンチン・バックブリーカーから旋回してスピニング・ネックブリーカー。さらに後頭部へのスライディングラリアットを連打し、正面からのスライディングラリアットを発射。これをかわした安納がポテリングもカウントは2。安納がロープに飛ぶも、壮麗がキャッチしてブルーサンダー・ボム。さらに投げようとする壮麗に対して安納がポテリングを狙うも、これを先読みしていた壮麗が上から潰し、コーナーに叩きつけて串刺しラリアット。
壮麗は安納をコーナーに上げ、雪崩式ブルーサンダー・ボム。さらにツイスターから雷の如くで頭からぶっ刺すもカウントは2。ならばと壮麗はファイヤーマンで担いでいくが、安納はリバース・フランケンシュタイナーで脳天からマットに突き刺し、幾度も顔面を蹴りつけてからジャーマン・スープレックス・ホールド。さらに安納が投げっぱなしジャーマンも、壮麗が即座に起き上がってフライング・ラリアット。
壮麗がラリアットを狙ってロープに飛ぶも、安納がキャッチして高速ドラゴン・スープレックス。さらに側頭部へのスピンキック3連打からジャパニーズ・オーシャン・スープレックスで3カウントを奪った。

安納「壮麗、お前、お前……強すぎ。お前さ、これからも空気読まずに行けよ。そんな強くてさ、そんなになつみにも勝って、私の眼の前に現れて。お前はそのまま進め。それがいい」
壮麗「お前に言われなくても、そうしていくよッ!!今度はマイク、喋れないくらい、もっともっとグチャグチャにしてやる!だから、そのベルト、まだまだ防衛しろよッ!」

(※壮麗が退場していく)

安納「なつみ。(※手招きして放送席のなつぽいをリングに呼び込む)……おまたせ。もう少し待っててくれる?きっとさ、なつみも今じゃないと思ってない?(※なつぽいと指切りをかわす)……今日、会場に起こしの皆さん、PPVで御覧の皆さん、ネットで追っかけてる皆さん、ありがとうございます!何度だって言わせてください。私がワンダー・オブ・スターダムのチャンピオン!スターダムの安納サオリですッ!」

<試合後コメント>

壮麗亜美
「ああ……2度目の白いベルトの挑戦も、獲れなかった!安納サオリ、次はもっともっとグシャグシャにしてやるから、その白いベルト、防衛し続けろよ!」

安納サオリ
「壮麗、カッコいいってさ、シンプルやけどいいよな。私はカッコいいって単純に好き。だからお互いもっとカッコよくなろ?そのときはまたやり合おうよ。シングルマッチで初めてのメインイベント。いや、タイトルマッチじゃなかったらここでなつみと、これ(白いベルト)かけてやったら。なつみとこのベルトかけて、きっとなつみも今じゃないと灯ってるし、お互いそれは分かってる。私もそろそろこのベルトとともに動き出すかな。それでは、私は、安納サオリでした」

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