【オークス】ステレンボッシュ、ライトバックら桜花賞上位組が中心 ローテーションに見られる特徴は

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中心は桜花賞上位組

2024年5月19日に東京競馬場で開催されるオークス。桜花賞の上位組からは優勝したステレンボッシュや3着ライトバック、4着スウィープフィートといった実力馬が参戦する。ほかにもフローラSを勝ったアドマイヤベルやフラワーCを勝ったミアネーロなど、いわゆる「別路線組」からも有力馬が多数登場。過酷な2400mの戦いを制し、二冠目を奪取するのはどの馬か。注目が集まる。

ここでは、ローテーションに見られる特徴を探っていく。データは過去10年分を使用する。

まずは中心となる桜花賞組から見ていこう。前走桜花賞は【7-5-6-63】で勝率8.6%、連対率14.8%、複勝率22.2%。馬券内に入った馬の多くはここから出ている。特に桜花賞1~3着からここに臨む馬は【7-2-3-12】で勝率29.2%、連対率37.5%、複勝率50.0%と信頼度が高い。ちなみに、桜花賞1着馬は【4-1-0-3】勝率50.0%、複勝率62.5%。ステレンボッシュに死角はないか。

反対に前走桜花賞組でも4着以下だと【0-3-3-51】で連対率5.3%、複勝率10.5%とやや厳しめ。ただし、直近3年に限ればアカイトリノムスメ(2021年2着)、ナミュール(2022年3着)、ハーパー(2023年2着)、ドゥーラ(2023年3着)と好走馬も多いため、その点は頭に入れておきたい。

続いてトライアルに目を移すと、フローラS組は【1-3-1-39】で勝率2.3%、連対率9.1%、複勝率11.4%とやや控えめ。とはいえ1着馬は【0-3-0-7】で勝利なしも連対率、複勝率30.0%だから、アドマイヤベルの食い込みも期待できそうだ。

もうひとつのトライアル、スイートピーS組は【0-1-0-11】で連対率、複勝率8.3%。トライアルではないがフラワーCも【0-1-0-8】で勝利なし。コガネノソラとミアネーロにとっては良いデータとは言えない。

最後に「別路線」で勝ち馬を複数輩出しているのが忘れな草賞だ。【2-0-1-8】で勝率18.2%、複勝率27.3%と好成績。勝ち馬に絞ると【2-0-1-6】で勝率22.2%、複勝率33.3%に単複回収率も100%超え。今年の該当馬タガノエルピーダは重賞勝ち鞍こそないものの、朝日杯FSで牡馬に混じって3着に入った実績があり、無視は禁物だ。



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