今永昇太に敵将お手上げ「この男は打撃コーチに悪夢」 崩せず無得点「スプリットは本物だ」

パイレーツ戦、7回無失点と好投したカブスの今永昇太【写真:Getty Images】

パイレーツ戦で7回無失点の好投、6勝目ならずも貢献

米大リーグ・カブスの今永昇太投手が18日(日本時間19日)、本拠地パイレーツ戦に先発。勝ち星こそつかなかったが7回4安打無失点、7奪三振の快投で防御率を0.84まで向上させた。チームは0-0の9回に4番クリストファー・モレル内野手がサヨナラ打。連敗を2で止めたが、パイレーツのデレク・シェルトン監督は「この男は打撃コーチに悪夢を与える」などとお手上げだった。

また好投だ。今永は初回先頭に四球を与えたものの、4回2死から4番オリバレスに内野安打を打たれるまで安打を許さなかった。7回、2死から連打を浴びてこの日初めて得点圏に走者を背負うが、テーラーを低めの変化球で3球三振に仕留めた。0-0のまま8回のマウンドには上がらず、6勝目はならなかったものの、防御率は驚異の0.84になった。

最後の打者を抑えて吠えた今永には、リグレー・フィールドの観客からスタンディングオベーションが送られた。MLB公式サイトでは「必見のショウ:イマナガは最初の先発した9試合を通して防御率0.84で史上最低を記録」との見出しで記事が掲載された。

その中で今永に抑えられたシェルトン監督は「この男は打撃コーチに悪夢を与えるだろう」と攻略の難しさを表現。「速球は時速94~95マイルではないが、効果的だ。彼は球を散らすんだ。スプリットは本物だ。その実行力は本当に素晴らしい」と絶賛されていた。

THE ANSWER編集部

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