来季CL出場確定のアタランタ、EL決勝に弾み 「さらなるモチベーションに」

最大の目標を達成したと語ったガスペリーニ監督[写真:Getty Images]

アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を喜んだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。

先日のコッパ・イタリア決勝でユベントス相手に準優勝に終わった中、セリエAでは来シーズンのCL出場権を獲得したい5位アタランタ。18日には勝てば5位以内が確定する状況で第37節のレッチェ戦に臨んだ。

前半はゴールレスで終えたものの、後半開始直後にベルギー代表FWチャールズ・デ・ケテラエルがループで決めて先制。その5分後にはイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカがCKからヘディングでネットを揺らし、2-0でアウェイゲームを制した。

2試合を残してCL出場権確保に成功したガスペリーニ監督は、シーズンを通してのチームの戦いぶりを称賛。目標を達成できたと喜びをあらわにした。

「チャンピオンズリーグ出場権獲得はアタランタにとって最大の目標だ。スクデットを獲得することなど考えられない… アタランタに明るい未来があり、いつかそれを達成できたとしてもだ。誰にもわからない。いつかその日がくるかもしれないがね」

「我々はシーズン初めに期待していた以上の結果を残した。ベルガモ地方全体に捧げなければならない偉業だが、特に選手たちは並外れていた」

一方、アタランタの次の試合は22日に行われるヨーロッパリーグ(EL)決勝のレバークーゼン戦。過密日程に苦しんでいると語ったガスペリーニ監督だが、今回の結果がチームに勢いをもたらすと信じている。

「この結果で得た安心感はバネとなり、選手たちにとってはさらなるモチベーションになるだろう。試合数という意味では我々は厳しい道のりを歩んできた。これまでに53試合あったが、そのうちの約30試合がこの2カ月で行われている」

「ユーベとの決勝戦では、少し疲れた状態でプレーした。アドレナリンやスピードの欠如を感じた初めての試合だった。水曜日の試合では精神的にも、技術的にも、ダイナミズムの観点からも、これまでで最高のアタランタが必要になる。準備をする時間はほとんどない。ユーベ戦ではもっと時間が足りなかったが、ある程度の知識はある」

「(勝てるかどうかは)私は確率の問題だと思っている。遅かれ早かれ勝つことはある… しかし、それは我々が対戦するチームの力の大きさも同時に教えてくれる。我々はイモ虫のようなものだが恐れてはいない。勇気を持ってプレーしよう。絶好調のアタランタはバイエルのチームさえも困難に陥らせる可能性がある」

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