大谷翔平の”親友”が賭博疑惑で調査対象に「在籍中にエンゼルスの試合に賭けていた」

デビッド・フレッチャー(ロイター=USA TODAY Sports)

大谷翔平(29)の元通訳の水原一平被告(39)による〝賭博スキャンダル〟が新展開を見せ始めている。米メディア「ESPN」が水原被告が賭けていた南カリフォルニアのブックメーカー、マシュー・ボウヤー氏に大谷翔平のエンゼンルス時代の親友で現ブレーブス3Aのデビッド・フレッチャーも賭けていたと報じた。フレッチャー側はボウヤー氏との関係を認めながらも違法賭博への関与を否定しているが、友人の元マイナーリーガーのコルビー・シュルツ氏の証言として「在籍中にエンゼルスの試合に賭けていた」と伝えている。

MLBの規則では選手がいかなる場合でも野球に賭けることは禁じられ、違反した場合は最悪ピート・ローズ氏のような永久追放の処分もあり得る。MLBは「(水原被告の)刑事訴訟の解決を待ってさらなる調査が必要が判断する」としているが、米メディア「AP通信」は情報筋の話として「MLBはフレッチャーを調査する予定である」と報じた。

フレッチャーはエンゼルス時代の6年間を大谷と過ごし、同じ年で最も仲のいい友人だったが、今後は事情聴取を含め、MLBも真相解明に乗り出す可能性が出てきた。芋づる式に名前が浮上することも考えられ、米メディアは「大谷の疑惑が晴れたが、この問題は終わっていない」と警鐘を鳴らしている。

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