今永昇太の礼儀に「アメリカ人は学べるわ」 試合中に見せる仕草に米感服の声「完全に一流だ」

カブスの今永昇太【写真:ロイター】

ボールを変えてもらうたびに…帽子に手やり一礼

米大リーグ、カブスの今永昇太投手は18日(日本時間19日)、本拠地パイレーツ戦に先発し、7回4安打無失点の快投を披露した。防御率を0.84まで下げる中、大リーグ公式は緊迫の試合中の“態度”も絶賛。米ファンからも「アメリカ人はたくさん学べる」「完全に一流」と感服したかのような言葉が集まっている。

今永は初回、先頭のマカッチェンに四球を与えたものの後続を落ち着いて抑えた。7回には2死からの連打で走者一、二塁のピンチを背負ったものの、ここも続く打者から三振を奪い雄叫びを上げた。7奪三振の快投で防御率は0.84まで下げた。

ただ、MLBの公式X(旧ツイッター)が注目したのはそれだけではない。今永が審判に向ける“敬意”だ。「ショウタ・イマナガは、新しいボールを受け取るたびに一礼して球審に敬意を表している」という文言とともに、今永がボールを変えてもらう際に帽子のつばに手をやり、一礼している場面の動画を公開した。これに米国のファンから様々な声が集まっている。

「これはかなりクールだわ。いかに多くの敬意と伝統を持っているかを示してる」
「謙虚な男だ」
「アメリカ人は日本人選手を見て敬意をたくさん学べるわ」
「今シーズン、カブスに起こった最高の出来事だ」
「完全に一流だ。永遠にカブスに必要だ」
「これが私のエースだ」
「この男は今の史上最高のピッチャーだ」
「この男を愛さない理由がない」

今永のデビューから9先発で記録中の防御率0.84は、MLB公式のサラ・ラングス記者が自身のX(旧ツイッター)で行った投稿によれば、防御率が両リーグで公式記録となった1913年以降最高の数字(オープナーでの登板を除く)。とてつもない成績とともに、敬意を忘れない振る舞いも注目を集めている。

THE ANSWER編集部

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