大金生み出し続ける大谷翔平は「毎週契約している」 米記者が指摘、1080億円契約の利点

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

ドジャースは4月から9社の日系企業との契約を発表している

大谷翔平投手が所属するドジャースは、日系企業との契約が相次いでいる。4月からすでに9社。米記者は10年7億ドル(約1080億円)というメガ契約ながら生み出される“利点”を指摘した。

米ポッドキャスト「ファウル・テリトリー」の番組「フェア・テリトリー」で、司会のアラーナ・リゾさんが「ショウヘイ・オオタニは(二刀流ではなかく)1つだけやる方が得策なのでしょうか?」と質問。司会で米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が答えた。

「最後に打者オンリーでプレーしたのが2019年、トミー・ジョン手術から復帰した時でしたね。数年後に、当時のジェレミー・リード打撃コーチに『どう思いますか?』と質問しました。リードの見解は『両方が必要だ』。そうすれば、彼は片方に執着しすぎることがないからということでした。我々は今、違う意見を持っているかもしれませんね。今季はワンウェイプレーヤーで、攻撃面での活躍はアンビリーバブルです。彼は投球よりも打撃を好んでいるという感覚が、常にありました」

これにリゾさんが「彼が打者だけでプレーすることになると知っていた場合、ドジャースが7億ドル(約1080億円)契約を結んでいたかどうか考えないといけません。彼らはオオタニに、両方やってもらいたいと思っていると、私は考えています。ただ彼が打者だけでプレーすることに前向きかどうかは、私にはわかりませんけどね」と疑問を呈す。

しかしローゼンタール記者は「お金の面での質問は重要ですね。なぜなら、オオタニという選手を考えたときに、両方やるのが彼という選手ですから。だからこそ、彼はおそらく7億ドル契約を得たのでしょう」とキッパリ。その上で「(二刀流をするかどうかではなく)とにかく彼ならそのお金に値すると私は主張します。彼ら(ドジャース)は毎週スポンサー契約をしているかのように思えます」と指摘した。

球団は4月以降、毎週のように日系企業との契約を発表。航空会社の「ANA(全日本空輸)」、タイヤメーカーの「TOYO TIRE」、医薬品メーカーの「興和」、100円ショップ「ダイソー」を展開する「大創産業」、配管システム全般の販売を営む専門商社「日本管材センター」、化粧品メーカー「コーセー」、ハウスメーカーなどの複合企業「木下グループ」、機械部品製造業者「THK」、飲料メーカー「ヤクルト」との契約が発表されており、“大谷効果”は際立っている。(Full-Count編集部)

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