対話と協働 地方創生につなげ 専大北上高生らがゲーム通じ理解

カードゲームを通して地方創生について考える参加者

 「SDGs de 地方創生FES 2nd in岩手」(実行委主催)は18日、北上市新穀町2丁目の専大北上高校で開かれた。同フェスが本県で開かれるのは今回が初。生徒や地域住民らが参加し、カードゲームを通じて地方創生や対話と協働の重要性に理解を深めた。

 ファシリテーターと共にSDGs(持続可能な開発目標)と地方創生の本質を楽しみながら学ぶイベントで、2023年から全国で開催している。実行委の赤澤俊徳さん、同校事務長の高橋直樹さんがファシリテーターを務め、生徒や市職員、地域住民ら約30人が参加した。

 参加者は14グループに分かれ、カードゲーム「SDGs de 地方創生」に挑戦した。架空の市の市民、NPO、一次産業従事者などの役が与えられ、カードに記された「大学への進学支援」「女性向け企業支援プログラム」などの各政策を実行するか議論。目標を達成するために、活動資金や人的資源どう活用するかを考え、誰もが住みやすいまちづくりへの関心を高めた。

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