緑に映える涼しげスイレン 奈良の名勝「依水園」で開花 きょう5月20日は二十四節気「小満」

水面に浮かぶように咲くスイレン。派手さはないが、涼しげだ=奈良市水門町の国の名勝「依水園」

 きょう20日は二十四節気の一つ「小満(しょうまん)」。一般的には梅雨入りを控え、過ごしやすい時期を迎える。ただ、予報では今週、雲が主役の日々が続き、蒸し暑くなりそう。体がまだ暑さに慣れていないだけに体調管理に注意したい。

 木々の緑が深まっていくのも今。時代の異なる2種類の池泉回遊式庭園に多くの観光客が訪れる国の名勝「依水園」(奈良市水門町)で、スイレンの花が咲き出した。数は決して多くはないが、池に浮かぶ姿は涼しげだ。池とそれに映える緑。水面を彩るスイレンは朝早く開花し、昼過ぎに閉じるため午前中の来園がお薦めだ。一斉に咲き誇ることはないが、花は例年9月上旬まで楽しめる。

 問い合わせは同園、電話0742(25)0781。

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