ダイイチ 上期決算は営業・経常2ケタ増益

5月14日にダイイチ(北海道)が発表した2024年9月期第2四半期決算(非連結2023年10月1日~2024年3月31日)は、売上高が前年同期比8.0%増の260億1,500万円、営業利益が10.8%増の11億5,700万円、経常利益は10.8%増の11億6,200万円となり、増収・2ケタ増益となった。

第2四半期累計期間は、「出店戦略推進」の取り組みとして「すすきの店」をオープン。売上だけでなく、ダイイチブランドの発信拠点としても大きく貢献。また、イトーヨーカドー帯広店とアリオ札幌店の退店後のスーパーマーケット区画への出店を発表したほか、今秋にも大きな発展が期待される千歳市へ出店し、ドミナントの拡充を進めていく。

重点施策である「セブン&アイ・ホールディングスとの連携強化」については、セブンプレミアム商品の取り扱い拡充をさらに推進。「競合店対策強化」では、物価高による消費者の節約志向や多様化するニーズに的確に対応していくため、量目も含めた商品ラインアップの見直し・拡充に努め、来店客数増強や買い控えによる販売点数減少傾向の歯止めに効果を上げた。

上期の売上総利益率は0.6ポイント改善して25.7%。販管費は売上比で0.3ポイント増えて22.3%となったが、売上総利益率の改善は、営業利益を1億1,000万円押し上げる効果を生んだ。
2024年9月期の業績については、売上高で4.9%増の504億円、営業利益で1.6%減の17億6,000万円、経常利益で3.3%減の17億6,000万円(営業利益と同額)を見込んでいる。

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