今度は落書き…大阪・関西万博「ミャクミャク」像に “FREE PALESTINE” 3月には傷も

口に落書きされたミャクミャクのモニュメント 「FREE PALESTINE(パレスチナに自由を)」の文字が<2024年5月18日撮影> ※画像提供・大阪府市万博推進局

大阪市役所(同市北区中之島)の正面玄関前に設置している大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」の像に落書きが確認されていたことが18日、わかった。

大阪府・市万博推進局から同日、被害届を受けた大阪府警・天満署が器物損壊事件として調べている。

万博推進局によると、18日午前5時25分ごろ、職員がミャクミャク像の口の部分(白色)に文字が書き込まれているのを発見。「FREE PALESTINE(パレスチナに自由を)」とすべて大文字で書かれていた。
モニュメントの口の大きさは最大で縦37センチ、横54センチ。文字を切り抜いた型紙に黒いスプレーのようなものを吹き付けて書かれたとみられる。職員が17日午後11時ごろに巡回した際に異常はなかったという。大阪市は文字を紙で覆って応急処置をした。担当者は「決して許されるものではない。警察と連携して厳正に対処したい」とコメントしている。

モニュメントは2023年12月に設置。土台を含めた高さは2.5メートル、幅4メートル、重さ約1.1トンの強化プラスチック製。3月にはミャクミャクの顔に複数の傷が付けられ、4月に器物損壊容疑で団体職員の男が書類送検されている。

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